聖書別日ごとの糧   >>   ダニエル書[2013]

2013年 04月 02日 (火)

ダニエル6:1-15
日に三度、祈ったダニエル

1.ダニエルに嫉妬した敵たち(1-9)
 ダリヨス王は全国を統治するために、三人の総理を置きました。ところが、ダニエルはほかの二人の総理よりも、きわだってすぐれていました。それで王は、ダニエルを主席総理として立て、全国を治めさせようとしました。これを知った総理と太守たちは妬みにかられ、ダニエルを訴えようとしました。しかしダニエルに何の欠点もなかったので、信仰の問題にひっかけて倒れなければ、どんな口実も見つけることができませんでした(5)。結局、彼らはダリヨス王にへつらいながら、「今から三十日間、王以外に、ほかの神に祈願するなら、獅子の穴に投げ込まれる」という禁令を制定するのに、成功しました。
2.一日に三度、祈るダニエル(10-15)
 ダニエルは、自分を訴えるために、敵たちが小癪な禁令を作ったことを、知っていました。しかし彼は少しも気にせずに、前から行なっていた通りに、自分の部屋からエルサレムに向かってあいている部屋に向かって、日に三度、ひざまづいて祈りました(10)。敵たちはすぐに、この出来事を王に知らせ、禁令に従って、ダニエルを獅子の穴に投げ込むように、と告げました。王は、自分が大臣たちにだまされたことを知っていましたが、すでに、決して変更されることのない禁令を出してしまったために、非常に憂いました(14)。ダニエルは敵たちの陰謀の中でも、変わることなく、神様に忠実でした。彼は獅子から襲われて食べられても、信仰の中心を守ろうとしました。彼は死の覚悟がありました。

祈り:主よ!敵の陰謀の中でも、日に三度祈ったダニエルを通して、大きな感動を受けました。私も信仰の中心を守ります。

一言:信仰の中心



2013年 04月 03日 (水)

ダニエル6:16-28
獅子の穴から生きて出て来たダニエル

1.獅子の口をふさいでくださった神様(16-23)
 王の命令によって、ダニエルは獅子の穴に投げ込まれました。その穴の口は石でふさがれ、王自身の印と貴人たちの印で封印してしまいました。王は、自分の責任が大きいと思ったのか、ダニエルが仕えている神様が彼を救ってくださることを願い、一晩中、目を覚まし、断食しました。翌日の夜明けに、王は急いで獅子の穴に行って、悲痛な声でダニエルに呼びかけ、安否を問いました。その時、獅子の穴からダニエルの声が聞こえて来ました。「私の神は御使いを送り、獅子の口をふさいでくださったので、獅子は私に何の害も加えませんでした。」(22)。この言葉を聞いた王は、大きく喜び、ダニエルを釈放することにしましたが、ダニエルの姿を見ると、何の傷も認められませんでした。神様が、獅子の口からダニエルを救ってくださったのです。このように最後まで神様に忠実な者は、神様が責任を持って、保護してくださいます。
2.ダニエルを栄えさせてくださった神様(24-28)
 ダニエルが行き残っていたのを知った王は、ダニエルを訴えていた人たちをみな、獅子の穴に投げ込みました。すると、彼らが穴の底に落ちないうちに、獅子はその骨までことごとくかみ砕きました。これを見たダリヨス王はひどく感銘を受け、国民がみなダニエルの神様に仕えるようにと、全国に勅令を出しました。その後、ダニエルはダリヨス王の時代だけではなく、ペルシャのクロス王の治世まで栄えました(28)。神様が彼の信仰を驚くほどに祝福してくださったのです。

祈り:主よ!獅子の穴で、ダニエルのいのちを守ってくださり、感謝します。私がこの主を信じ、ただ心から忠実であります。

一言:獅子の穴に入っても、行き残ることができる


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