□4月25日(木)


諸国に対する主のさばき


エレミヤ書49:1-39(16)

日毎の糧

本文は、イスラエルの周辺国であるアンモン、エドム、ダマスコ、ケダルとハツォル、エラムについてのさばきと回復の御言葉です。ロトの子孫であるアンモン人はイスラエルの長年の宿敵であり、人身御供を求めるミルコムを崇拝していました。また、安全で有利な谷の地形と財宝に拠り頼んで高ぶっていました。しかし、その日が来ると、首都ラバとヘシュボン、アイは廃墟と化し、人々は捕囚として連れて行かれます。その時、イスラエルは奪われていたガドの地を取り戻します。神様はそうして後、アンモン人の繁栄を元どおりにされます。

 エサウの子孫であるエドム人は、死海の南のほうに住んでいました。彼らは知恵を誇り、高慢でした。ヤコブの兄弟であるのに、エルサレム滅亡の日には「破壊せよ、破壊せよ、その基までも」(詩篇137:7)と呪いました。そんな彼らを、バビロンが獅子と鷲のように襲って来ます。難攻不落の要塞と言われていた首都ボツラは、恐怖とそしり、廃墟とののしりとなり、そのすべての町々は永遠の廃墟となります。しかしそんな災いの時であっても、みなしごとやもめたちを主は顧みてくださいます。アラムの首都ダマスコと主要都市ハマテとアルパデは、突然断ち滅ぼされます。栄誉の町、喜びの都はバビロンの侵略により滅亡します。ダマスコ南部の遊牧民であるケダルとハツォルは、バビロンの王ネブカデレザル軍勢によって、天幕と羊の群れ、幕屋、器、らくだなど大切な財産を奪われます。ハツォルはジャッカルの住みかとなり、とこしえまでも荒れ果てます。

エラムはバビロン東部の山岳地帯にあって、巧みな射手たちを誇りましたが、その弓もバビロンには砕かれます。しかし、終わりの日になると、神様はエラムの繁栄を元どおりにしてくださいます。諸国に対するこれらの裁きは、神様がなさったことです。神様は超大国バビロンを諸国へのさばきの器として用いられますが、さばきの後、それぞれの国に回復の望みを与えてくださいます。



祈り:主よ、今日の超大国も、自分たちの力を誇り高ぶっています。彼らが神様の前で謙遜になるように助けてください。

一言:主の御前で高ぶりを捨てよ

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧