聖書別日ごとの糧   >>   ダニエル書[2013]

2013年 04月 04日 (木)

ダニエル7:1-28
ダニエルが見た幻

1.四頭の獣の幻(1-14)
 ダニエルが夢で、幻を見ましたが、獅子、熊、ひょう、恐ろしい姿をした獣の四頭が海から上がって来ました。特に、第四の獣の姿は恐ろしく、非常に強くて、十本の角を持っていました。ダニエルは、また前におられた方が、王座に座っておられるのを見ました(9)。その方の衣は雪のように白く、頭の毛は混じりけのない羊のようであり、その御座は火の炎が、川のように流れ出ていました。その方がさばかれると、第四の獣は殺され、燃える火に投げ込まれました(11)。また、ダニエルは、いつもおられた方が、人の子のような方に永遠の主権と光栄と国をお与えになったのを見ました(14)。
2.幻についての解き明かし(15-28)
 ダニエルは御使いを通して、幻の意味を悟るようになりました。第四の獣は、地上の四番目の国であり、天下を支配する帝国を意味します。十本の角は、この国から起きる十人の王を意味し、その後に現れた小さい角は、将来傲慢な一人の王が現れて、いと高き神様に敵対し、聖徒たちを苦しめることを意味します(25)。しかしさばきが始まれば、彼は滅ぼされ、天下の国々の主権は、神様の民に与えられます。その国は永遠に続き、世の権力者たちは神様に仕えます(27)。外側から見ると、世の国は強大国によって左右され、神様に敵対する者たちが権力を得ているように見えます。しかし、世の歴史を主管される方は、神様です。

祈り:主よ!私が、世の主権者である神様を、信じます。今、神様のさばきを思いながら、生きることができるように、助けてください。

一言:世の歴史の主権者神様


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