聖書別日ごとの糧   >>   ダニエル書[2013]

2013年 04月 05日 (金)

ダニエル8:1-27
雄羊と雄やぎの幻

1.雄羊と雄やぎのまぼろし(1-14)
 ベルシャツァル王の治世の第三年にまた、ダニエルに幻が現れました。二本の角を持った雄羊が思いのままにふるまって、次第に強くなって行きました。ところが、両目の間に大きな角を持つ雄やぎが西からやって来て、一瞬のうちに、雄羊を打ち殺しました。その後、雄やぎが強くなった時に、両目の間にあった大きな角が折れ、その代わりに四本の角が生えました(8)。そのうちの一本の角から、また一本の小さな角が芽を出し、天の軍勢に達するほど大きくなり、星の軍勢のうちの幾つかを地に落とし、高ぶって神様に敵対し、常供のささげ物は取り上げられ、その聖所の基はくつがえされました(11)。
2.御使いガブリエルの解き明かし(15-27)
 ダニエルが、幻の意味を悟りたいと願っていた時、御使いガブリエルが現れて解き明かしました。この幻は、これから起きる二つの国に関するものでした。二本の角を持った雄羊はメディヤとペルシャの王たちを指し、毛深い雄やぎはギリシャの王を指しています(21)。両目の間にある大きな角はアレクサンダー大王を指し、小さな角はアンテオクス・エフィファネスを指しています。彼は凶悪で、強大な権力を持ち、心は高ぶって、神様に敵対します(25)。しかし結局は、神様の御怒りにふれ、滅ぼされます。この世には、神様に敵対し心高ぶった国と人々が多くいます。彼らは思いのまま権力を奮い、勢力が増し加わっているように見えます。しかし神様に敵対する者は、結局は滅びてしまいます。

祈り:主よ!私が、強大国の王たちのように自分の能力を誇り、神様に敵対する時が多くあります。謙遜に生きるように、助けてください。

一言:神様に敵対すれば、必ず滅びる


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