聖書別日ごとの糧   >>   ダニエル書[2013]

2013年 04月 08日 (月)

ダニエル11:1-45
南の王と北の王との戦い

1.エジプトとシリアとの戦い(1-19)
 御使いは、ダニエルに、これから起こることを知らせました。ギリシャの国から能力ある王(アレクサンダー大王)が出て、大きく、強大国になりますが、国が四つに分裂するようになります(4)。その後、南の王国(エジプト)と北の王国(シリヤ)との間に、熾烈な戦いが続きます。二つの国は、和親条約を結んだり、戦争をしたりと、絶えず勢力争いに明け暮れます。
2.卑劣な北の王の悪行(20-45)
 ある卑劣な者(アンテオクス・エフィファネス)が北の国の王になりますが、彼が行なう悪行は大きなものです。彼は巧言を使って、王権を握り、ほかの国をあざむいて、支配者として君臨するようになります(21)。特に、彼はエルサレム神殿に対して、多くの悪行を行ないます。彼の軍隊は宮を汚し、常供のささげ物を取り除き、荒らす忌むべきものを据えます(31)。彼は、自分が「全ての神よりも大いなるもの」であると言い、神様に敵対しますが、結局は悲惨な最後を迎えるようになります(36)。南の国と北の国は、世の国を象徴します。世の国は、絶えず軍事力を誇り、戦ったり、和親条約を結んだりします。また、卑劣な王のように傲慢になり、神様に敵対したりもします。しかし世の国を根本的に主管される方は、神様です。私たちは、この神様に忠実となり、生きなければなりません。

祈り:主よ!世の国は、絶えず勢力争いが起こり、神様に敵対します。私が、神様の御前で謙遜に生きるように、助けてください。

一言:神様の御前で、謙遜に生きよう


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