聖書別日ごとの糧   >>   ダニエル書[2019]

2019年 04月 24日 (水)

ダニエル書7:1-28(18)
聖徒たちが国を受け継ぎ

 7章からはダニエルが受けた啓示を記録しています。ベルシャツァル王の元年、ダニエルは寝床で、ひとつの夢を見ましたが、理解できず、悩み、脅えていました。このときかたわらに立つ者が解き明かしを知らせてくれました。四頭の大きな獣は、地から起こる四人の王です。第一の獣は鷲の翼をつけた獅子でバビロンのネブカデネアルを指し、第二の獣は三本の肋骨が口にある熊に似たもので欲深いペルシャを指し、第三の獣は鳥の翼をもったひょうのようで賢く、原動力あるギリシヤを指しています。第四の獣は、非常に恐ろしく、非道で、残忍かつ強く、聖徒たちを苦しめるキリストの敵を指します。世の終わりにはキリストの敵が現れ、聖徒たちを迫害します。紀元1世紀のキリストの敵はネロなどの皇帝たちでした。彼らは権力をふるって、聖徒たちがキリストに仕えることができないように苦しめました。当時の聖徒たちはキリストの敵に大変苦しめられました。イエス様が世に来られてから再臨するまで、キリストの敵が出現し、聖徒たちを苦しめ続けています。キリストの敵は、情欲や快楽、物質などで聖徒たちを誘惑しようと熱心に働いています。また一方では神様に仕えないよう、激しく迫害します。こうした中にあっては、一人の神様を心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして愛することはかなり困難なことになります。しかし、このような世を生きる聖徒たちが忘れてはならないことがあります。神様に主権がありこの世を治めていることと、イエス様が裁かれるときサタンの権力は完全に滅ぼされることです(26)。この日こそ主が万民の王となる日でありますが、私たち聖徒たちも国を受け継ぎます。耐え忍んだ私たちがついに勝利し、神様の国を受け継ぎ、永遠に、その国を保って世々限りなく続きます。この日、主は、私たちの苦しみや涙を喜びに変えます。ですから、今現在、信仰生活が大変であったとしても、終わりまで耐え、信じ続けてゆきましょう。主の統治と、主権と勝利に望みを置きましょう。その日、私たちは世々限りなく続く国を受け継ぐのですから。


適用:信仰をもって生きることは難しいですか

一言:聖徒たちは国を受け継ぎます


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