聖書別日ごとの糧   >>   ダニエル書[2019]

2019年 04月 30日 (火)

ダニエル書12:1-13(3)
思慮深い人々は大空の輝きのように輝き

 終わりの時にミカエルが立ち上がり、聖徒たちを守ってくれます。国が始まって以来、かつてなかったほどの苦難の時が来ますが、民の中でいのちの書にしるされている者はすべて救われます。すでに死んだ者のうち、多くの者が目をさまし、永遠のいのちを得る者もいれば、そしりと永遠の忌みを受ける者もいます。世の終わりの苦難の中でも思慮深い者は、多くの者を義とします。彼らは大空に輝く星のように、世々限りなく輝く者です。神様はこの預言をダニエルに預けました。「秘めておき、封じておけ」とは、みことばを「独り占めして隠しておけ」という意味ではありません。これは、聖書を傷つけず大切に保管し、その内容を正確に伝えろという意味です。終わりの時になれば、人々は預言に関心を持ち、悟るようになるからです。
 ダニエルが見てみると、二人の人が川のこちら側と向こう側に立っており、彼らに尋ねました。「この不思議なことは、いつになって終わるのですか。」亜麻布の衣を着た人が「ひと時とふた時と半時が過ぎ、聖なる民が迫害を受け、その極みに達した時、すべてのことが成就する」と答えました。これを聞いてもダニエルは悟ることができず、もう一度尋ねました。「この終わりは、どうなるのでしょう。」これに対し「多くの者が迫害の中でも、身を清め、白くし、練られるが、悪者どもは、ひとりも悟る者がいない。」と答えました。ですから、最後まで耐え忍んだものが幸いです。忍耐し、終わりの時を待ち望んだ者たちは平安のうちに休みに入り、時の終わりに神様の国を相続します。ですから、聖徒たちは終わりの時の患難を耐え忍び、多くの者を義とする思慮深い人となることが大切です。


適用:どんな人が思慮深いでしょうか

一言:多くの者を義とした人です


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