聖書別日ごとの糧   >>   ホセア書[2010]

2010年 05月 02日 (日)

ホセア書1:1-11
生ける神の子

Ⅰ.この国は淫行にふけっている(1-9)
 当時イスラエルはヤロブアム2世が統治しており、ダビデとソロモンの時の領土をほとんど全て回復し、政治的な安心と経済的な豊かさを得ました(Ⅱ列14:25)。しかし彼らは神様よりも快楽をもっと愛し、霊的にひどく堕落しました。その時神様の御言葉がホセアに臨まれました。「行って、姦淫の女をめとり、姦淫の子らを引き取れ。この国は主を見捨てて、はなはだしい淫行にふけっているからだ。」(2)。神様はホセアの結婚生活を通して、イスラエルの霊的な状態を見せてくださいました。彼らは夫を捨ててはなはだしい淫行にふけっている遊女のように、神様の御言葉を捨て周辺国家の偶像に仕え、快楽に陥りました。神様はこのような彼らに、ホセアの子どもの名前をつけることによって、さばきを警告されます。つまり長子「イズレエル」(神様は取り除く)、二番目に生まれた娘「ロ・ルハマ」(彼らを赦さない)、三番目に生まれた息子「ロ・アミ」(あなたがたはわたしの民ではない)です。世の快楽を求める人々には神様のさばきがあります。
Ⅱ.しかしあなたがたは(10-11)
 神様のさばきの警告の前で悔い改めれば、生ける神様の子どもになります。海の砂のようになり、量ることも数えることもできないほどになります。「わたしの民ではない。」と言われた所から、「生ける神の子」としての地位が回復されます(10)。神様は淫行を行なった罪人にも望みを断たれません。神様は愛と望みが満ちておられます。

祈り:主よ!世の快楽に落ちた罪人を赦してくださり、生ける神の子として回復させてくださったその大きな愛を感謝します。

一言:あなたは神の子だ


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