聖書別日ごとの糧   >>   ホセア書[2010]

2010年 05月 06日 (木)

ホセア書5:1-15
指導者たちに臨むさばき

Ⅰ.祭司と王の家の罪(1-9)
 祭司は霊的な指導者であり、王の家は政治の指導者たちです。彼らの教えと生活は民たちに大きな影響を及ぼします。彼らには神様を恐れ敬い、御言葉に従って民たちを命の道に導く責任があります。しかし彼らは偶像崇拝を巧妙に利用して、政治的な欲望を満たしました。聖地であるミツパとタボルで公開的に偶像を崇拝することで、民たちのたましいを捕らえる網と落とし穴になりました。彼らによって民たちは淫行を行ない、神様に戻ることができないほど、すでに汚されてしまいました。淫行に心が奪われれば、神様がわからなくなります。神様を知らなければ、傲慢になります。傲慢な者はつまずき、荒れ果てます。ところがこの全ての問題の原因は祭司と王の家にありました。このような彼らは神様のさばきを逃れることができません。
Ⅱ.ユダの首長たち(10-15)
 ユダの首長たちは「地境を移す者」のようになりました。「地境」は「境界」を指しますが、「地境を移した」とは神様と偶像の境界が崩れたことを意味します。首長たちは偶像を崇拝することで、偶像文化を移らせるのに一役買いました。彼らは民たちの純粋さを守らず、むしろ混合主義に陥れました。このような彼らに向かって、神様は激しい怒りを水のように注がれます。彼らは世の力に頼って、この怒りを乗り越えようとしましたが、逃れることができません。

祈り:主よ!指導者たちの悪影響がいかに大きいものなのか、学びました。私とこの時代の指導者たちが世俗主義に陥らないように助けてください。

一言:私によって国が滅びることもある


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