聖書別日ごとの糧   >>   ホセア書[2010]

2010年 05月 12日 (水)

ホセア書11:1-12
わたしはあわれみで胸が熱くなっている。

Ⅰ.愛の絆(1-4)
 神様はイスラエルがエジプトにいる時、彼らを愛し、子どもとされ、奴隷生活をしていた所から呼び出されました。彼らは幼子のようでした。神様は彼らに歩くことを教え、自立的な生活をするように助けました。彼らを腕に抱いて、癒してくださいました。神様は彼らを「人間の綱」すなわち「愛の絆」で引きました。「人間の綱」は牛や馬を引いていくために結ぶ綱とは正反対のものであり、「愛と恵みで引く綱」という意味です。彼らは、少しでも辛いと、神様に不平不満をもらしましたが、神様は愛の絆を離しませんでした。歩くこともよくできなかった彼らが、この愛で牧者になりました。
Ⅱ.どうしてあなたを見捨てることができようか(5-12)
 イスラエルは愛の絆を裏切りました。しかし彼らに向けられた神様の愛は変わりませんでした。「エフライムよ。わたしはどうしてあなたを引き渡すことができようか。イスラエルよ。どうしてあなたを見捨てることができようか。どうしてわたしはあなたをアデマのように引き渡すことができようか。どうしてあなたをツェボイムのようにすることができようか。わたしの心はわたしのうちで沸き返り、わたしはあわれみで胸が熱くなっている。」(8)。「アデマ」「ツェボイム」はソドムやゴモラと共に滅ぼされた町です。神様は、あまりにもイスラエルを愛しておられたので、彼らが滅びるまま見捨てて置くことができませんでした。何とかして救おうとされました。私たちが救いを受けたのは、まさにこの燃え上がる愛によるものです。罪人に向けられた熱い愛は、神様だけが行なうことのできる特別な愛です。

祈り:主よ!私が燃え上がる愛で救いを受けたことを信じます。今主の愛を裏切らずに、その愛を実践して行きます。

一言:燃え上がる愛


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