聖書別日ごとの糧   >>   アモス書[2006]

2006年 04月 18日 (火)

アモス書1:1-2:3
わたしはその刑罰を取り消さない


Ⅰ.三つのそむきの罪、四つのそむきの罪のために(3)

 主はイスラエル周辺国家の三つのそむきの罪、四つのそむきの罪のために、シオンから叫び、エルサレムから声を出されます。ダマスコが鉄の打穀機でギルアデを踏みにじりました(3)。ここで「ダマスコ」はシリアを、「ギルアデ」はイスラエルを指します。ダマスコはまるで鉄の打穀機で穀物を打つように、イスラエルの民を無慈悲にも殺しました。ガザ(ペリシテ)とツロは神様の民をエドムに売り渡す人身売買を行ないました(6,9)。エドムは兄弟に対する憐れみを捨て(11)、アモンは妊婦たちを切り裂くなど、非人道的な蛮行を行ないました(13)。モアブはエドムの王の骨を墓から掘り起こし、焼いて灰にしました(2:1)。彼らはみな残忍でした。「三つのそむきの罪、四つのそむきの罪」とは何度も繰り返して犯す罪を指します。彼らは一度のあやまちで罪を犯したのではなく、習慣的に繰り返して罪を犯しました。彼らは主のさばきを逃れることができません。

Ⅱ.火を送り、焼き尽くす(4)

 神様は彼らの繰り返す罪をご覧になり、その刑罰を取り消さないと言われました。神様は火を送り、宮殿を焼き尽くすと言われます(4)。この神様は最後のさばきの日に、火と硫黄が燃える池に悔い改めない人をさばかれます(Ⅱペテ3:10)。神様は長い間耐え忍ばれますが、繰り返して罪を犯す時には、必ずさばかれる正しい方です。


祈り:主よ!私がかつて繰り返して犯した罪を悔い改めます。今から正義と愛を行なうように助けてください。

一言:罪をさばかれる神様


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