聖書別日ごとの糧   >>   アモス書[2006]

2006年 04月 24日 (月)

アモス書7:1-9
どうぞお赦しください


Ⅰ.どうか、おやめください(1-6)

 神様はアモスに将来イスラエルをさばくという幻を見せてくださいました。最初の幻は、いなごを送ってすべての植物を食べ尽くすものでした。「いなご」は数万匹づつ群を作って行き、全ての植物を食べ尽くします。二番目の幻は、火が大淵を焼き尽くすものですが、これは激しいききんを意味します。神様はイスラエルをさばかれる時、徹底的にさばくと言われました。

 さばきの幻を見たアモスは神様に進み出て切に祈ります。「神、主よ。どうぞお赦しください。ヤコブはどうして生き残れましょう。彼は小さいのです。」(2)。彼は今まで自分の民にさばきのメッセージを伝えましたが、今はとりなしの祈りをしています。彼は心から民を愛する良い牧者でした。神様はアモスの祈りを喜ばれ、その御心を思い直されました。この時代にもアモスのようなとりなしの祈りをする牧者たちが必要です。

Ⅱ.もう二度と彼らを見過ごさない(7-9)

 神様は私たち人間がみな悔い改めて救いを受けることを願われるため、長い間耐え忍ばれます。しかしいつまでも待ってくだされるのではありません。時になると、悔い改めない人々を恐ろしくさばかれます。「重りなわ」は家を建てる時、なわのはしに重りをつけ、まっすぐ水平に建っているのかをはかる道具です。神様はこの重りなわでゆがんだ者たちを表し、さばかれます。


祈り:主よ!私がアモスのようにこの民のためにとりなしの祈りをささげる牧者になるように助けてください。

一言:とりなしの祈り



2006年 04月 25日 (火)

アモス書7:10-17
わたしの民に預言せよ


Ⅰ.預言するな(10-13,16-17)

 アモスは全イスラエルの危機を指摘して、さばきのメッセージを伝えました。これを聞いて当時の御用立祭司だったアマツヤはアモスが謀反を企てていると王に偽りを話しました。そしてアモスにはユダに追放すると脅迫しました。「先見者よ。ユダの地へ逃げて行け。その地でパンを食べ、その地で預言せよ。ベテルでは二度と預言するな。ここは王の聖所、王宮のある所だから。」(12,13)。アモスはこのような脅迫の前でも、神様の預言を正しく宣布します。ヤロブアム王は死に、イスラエルも滅びることをはっきりと宣布します。それだけではなく、アマツヤに直接的に神様ののろいが臨むことも預言します。彼はどんな状況の中でも屈せずに、大胆に神様の御言葉を証ししました。神様のしもべたちはどんな状況の中でも神様の御言葉を正しく宣布しなければなりません。

Ⅱ.預言せよ(14-15)

 アモスが大胆に神様の御言葉を宣布できたのは、神様から召されたはっきりとした召されがあったからです。彼はテコアで羊を飼っていた羊飼いであり、いちじく桑を栽培していた農夫でした。彼が羊の世話をしていた時、主が召され使命をくださいました。「行って、わたしの民イスラエルに預言せよ。」(15)。神様の御業を行なうためには神様からの召されを受けなければならず、その召されに対する確信がなければなりません。


祈り:主よ!私を聖書の先生として召してくださったことを感謝します。私がどんな状況でも大胆に御言葉を教えるように助けてください。

一言:御言葉を証しせよ


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