聖書別日ごとの糧   >>   アモス書[2006]

2006年 04月 27日 (木)

アモス書9:1-15
倒れている仮庵を起こされた神様


Ⅰ.ひとりも逃れる者はなく(1-10)

 義なる神様は罪を犯した者を必ずさばかれます。そのさばきは徹底していて、一人も逃げる者はなく、逃れる者もありません。それだけではなく、自分たちが最も安全だと思える「よみ」と見えない「天」、最も高い「カルメル山」と深くひそかな「海の底」に身を隠しても、神様のさばきから逃れることはできません。神様はふるいをかけて、穀物をはかるようにさばかれます。その時もみがらは消えない火に入れ、実は集めて倉庫に入れます。それで私たちが実のような人生を生きているなら、どんなに恐ろしいさばきがあるといっても、少しも恐れることはありません。

Ⅱ.ダビデの倒れている仮庵を建て直す(11-15)

 「ダビデの倒れている仮庵」とは神様のさばきを受けて倒れたイスラエルを指します。神様がこれを「繕って建て直される」ことは彼らを再び霊的によみがえらせ、牧者の国に回復させるという意味です。究極的にこのすべての御業はイエス・キリストが来られることで成し遂げられました。肉体的なイスラエルを通してではなく、イエス様をキリストとして信じ、イエス様とつながった者、すなわち新しいイスラエルを通して成し遂げられました。神様は、人が罪を犯したからと言って、ご自分の万民救済の御業を中断されません。神様は今もご自分の御言葉に聞き従う者たちを通して、救いの御業を成しておられます。


祈り:主よ!私たちの時代の罪を考える時、心が痛みます。しかし失敗がない主を仰ぎ見る時、望みを持ちます。この国を牧者の国として回復させてください。

一言:新しいイスラエルの御業


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