聖書別日ごとの糧   >>   ハガイ書[2019]

2019年 10月 30日 (水)

ハガイ書1:1-15(8)
宮を建てよ、そうすれば、わたしはそれを喜び

 ハガイは、神殿再建工事を中断していたユダの民に対し、恐れと怠慢を咎めたり励ましたりしながら、再建工事を成し遂げるように助けた預言者です。当時、バビロン捕囚からの帰還民は、「主の宮を建てる時はまだ来ない」と言いながら、まず、自分たちの家を建てていました。彼らは、まず自分たちのために生きようとしました。しかし結果的には、うまく生きることができませんでした。彼らは多くの種を蒔いても少ししか取り入れず、食べても飽き足らず、金を稼ぐ者が稼いでも貯蓄することができませんでした。多くを期待しましたが、わずかな物しか得られませんでした。彼らが家に持ち帰ったとき、神様はそれを吹き飛ばされました。天は露を降らすことをやめ、地は産物を差し止めました。飢饉の時には、全ての労苦が無駄に終わりました。人々が神様よりも自分の利益を追求した時、神様の祝福はありませんでした。彼らが神様から祝福を得ようとするなら、自分の家よりも先に、主の宮を建てるべきでした。そうすれば、神様は喜ばれ、栄光を受けられます。
 ゼルバベルと大祭司ヨシュアなどの指導者たちと、民のすべての残りの者は、預言者ハガイを通して語られた神様の御言葉に耳を傾けました。神様がハガイをお遣わしになったことを悟ったからです。それによって、民はみな、神様を恐れ敬うようになりました。神様は、ご自分の御言葉を聞いて従う人々と共におられることを約束され、彼らを慰めてくださいました。神様が人の心を奮い立たせる時、人はじっとしていることができません。神様の御業を始めようとするなら、神様が人々の心を奮い立たせ、それによって動かされなければなりません。


適用:自分のことを先に始めるのですか

一言:神様の御業を先に始めよう!


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