聖書別日ごとの糧   >>   ハガイ書[2019]

2019年 10月 31日 (木)

ハガイ書2:1-23(9)
後の栄光は、先のものよりまさろう

 民の中には、過去にソロモンの建てた宮が栄光に輝くのを見た人々がいました。以前の栄光ある宮を覚えている彼らにとって、新しい主の宮は、あまりもみすぼらしいものでした。彼らは喜ぶことができず、力を出すことができませんでした。このような彼らに、神様は「わたしの霊があなたがたの間で働いている。」と言われました。なぜなら神様が彼らとともにおられるからです。また、彼らは神様と結んだ約束の通りに、祝福を受けるからです。異邦の国々がその方の権威に服従し、すべての国々の宝物がもたらされるからです。神様の栄光が新しい宮に満たされ、この宮のこれから後の栄光は、先のものよりもまさるからです。この栄光は、すなわち、キリストの栄光です。それで、過去の栄光と比べて力を失うのではなく、未来の、さらに大きな栄光を仰ぎ見て、勇気を出して働かなければなりません。
 神様は、汚れた供え物をたとえにして、彼らが汚れていることを悟らせてくださいました。聖なる肉を自分の着物のすそで運ぶとき、そのすそが別の食物に触れたりしても、聖いものになりません。このように民が聖なる宮を建てたからと言って、彼らが聖いものになるわけではありません。反面、汚れたものはそのまま汚れが伝わります。神様の御前で、人々が汚れている時、彼らの手のすべての技も汚れ、彼らが捧げるものも汚れてしまいます。過去、先祖たちが汚れていたことで、宮が破壊され、農耕もうまく行きませんでした。しかし今、神様はその汚れた民を祝福してくださいます。神様は、新しい宮、新しい御業を通して、民に恵みを施してくださいます。神様は、異邦の民の王国の力を滅ぼし、サタンの権威を砕かれます。一方、そのさばきの日に、神様はゼルバベルを立てて、印形のようにされます。また、救いといのちと権力のしるしとして、お立てになります。


適用:過去の栄光を慕い求めていますか

一言:未来のさらに大きな栄光を仰ぎ見よう


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