しかし、神様の側からこの出来事を見ると、イエス様の誕生はミカの預言の成就です(ミカ5:2)。神様はマリヤの出産が近くなると、皇帝アウグストを動かし、ベツレヘムにマリヤたちが行くように導かれたのです。神様が用意された救い主イエス様が生まれる場所も、宮殿ではなく家畜小屋の飼葉おけでした。神様の御子がこのように、この世の権力と栄華からかけ離れた低い場所でお生まれになった理由は何でしょうか。それは、人々から見捨てられたような、行き詰まりと不安を抱えているような、そんな低い場所で生きる人々に救いをもたらすためです。イエス様を受け入れるならば、私たちの心の内にイエス様が生まれてくださいます。いつまでも宿ってくださり、平安と救いと慰めと望みを与えて下さいます。

適用:イエス様のへりくだりはどれほどですか?

一言:飼葉おけに寝かせられ

その時、御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現れて神様に栄光を帰しました。御心にかなう人々には平和があることを賛美しました。御心にかなう人々とは救い主を受け入れた人を意味します。救い主がこの世に来られたので、救い主を受け入れた人には平和が訪れます。救い主イエス様が私のためにこの世に来られた、と受け入れる人は、罪と死の勢力から離れ、神様が下さる平和を満喫することができます。御使いたちが帰った後、羊飼いたちは飼葉おけに寝ておられるみどりごを捜し当て、御使いに告げられたことをマリヤとヨセフに伝えました。これらすべてのことを見聞きした羊飼いたちは神様をあがめ、賛美しました。

適用:すばらしい喜びの知らせを聞きましたか?

一言:救い主がお生まれになった

一方で、イエス様によってイスラエルの多くの人が倒れたり立ち上がったりします。イエス様は反対を受けるしるしとして定められています。現れた罪を認めず悔い改めない心の高ぶった人たちはイエス様を拒み、憎みます。この人たちは倒れます。しかし、イエス様を受け入れ、悔い改める人たちは立ち上がる恵みを受けます。

適用:何を待ち望んでいますか?

一言:慰め

両親は心配して捜し回っていたので少年イエス様に詰問すると、イエス様は両親に言われました。「どうしてわたしをお捜しになったのですか。わたしが必ず自分の父の家にいることを、ご存じなかったのですか。」少年イエス様は十二歳にして、自分は何者で、どこにいるべきかをよくご存じでした。ご自分は神様の御子であり、父なる神様の家にいるべきことを深く認識しておられました。確固たる自己認識のあるイエス様は、いかなる苦境の中でも揺るぎなく真理の道、使命の道を進んで行かれました。神様の御子でありながらもへりくだってヨセフとマリヤの息子として親に従い、仕えました。ご自分を知り、神様を知るイエス様は、ますます知恵が進み、神様と人とに愛されました。

適用:私は何者で、どこにいるべきですか?

一言:自分の父の家に