聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネ[2024]

2024年 03月 13日 (水)

ヨハネの福音書8:12-30(12)
わたしは世の光です

 イエス様は世の光です。イエス様はご自分に従う者が、決して闇の中を歩むことがなく、命の光を持つようになると言われました。このイエス様の証言が真実であるのは、第一に、イエス様が真理を明確に知っておられるからです。イエス様お一人だけが、自分は誰なのか、どこから来てどこへ行くかをはっきりと知っておられます。第二に、証人の条件を充分に満たしているからです。律法によると、二人の証言があれば真実だと証明されるのですが、イエス様と父なる神様が証人となられます。イエス様が父のことを話されると、パリサイ人たちは、「あなたの父はどこにいるのですか。」と問いただしました。イエス様は、彼らがご自分のことを知らないので、父のことも知らないと言われました。これは、パリサイ人からすれば神様を冒瀆している発言です。しかし、まだイエス様の時は来ていなかったので、誰も捕らえようとはしませんでした。それから、イエス様はご自分の死と復活と天にあげられることについて話されました。彼らはイエス様が行かれる所に、ついて行くことができません。イエス様を信じなければ自分の罪の中で死ぬことになります。そこで、彼らはイエス様に「あなたはだれなのですか。」と質問しました。イエス様は、ご自分が誰なのかを示し続けてこられました。それなのに、彼らはその事実を受け入れようとしませんでした。彼らはイエス様を十字架につけてからようやく、すべての事実を悟るようになります。イエス様はこれほどまでに不信仰と背きの対象として扱われました。そんな中でもイエス様は、神様がいつも共におられることをご存じだったので、孤独に耐えることが出来ました。イエス様は世の光です。イエス様を信じて従う時、闇は消え去ります。



祈り:主よ、闇の中でさまよっていた罪人の私に、いのちの光を照らしてくださり感謝します。これからは肉の情欲に従って生きず、主の御言葉に従って生きます。

一言:光であるイエス様に従いましょう



2024年 03月 14日 (木)

ヨハネの福音書8:31-36(32)
あなたがたは本当にわたしの弟子です

イエス様が忍耐深くお教えになったので、多くのユダヤ人が信じるようになりました。そこで、イエス様は彼らに言われました。「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」イエス様を信じるようになったユダヤ人たちは、イエス様の御言葉の中にとどまり続けなければなりません。イエス様の御言葉の中にとどまるなら、イエス様の本当の弟子になれます。弟子というのは、生徒とは異なります。生徒は、ある決まった時間、決まった授業やプログラムを通して教えを受ける者です。弟子は、師匠と共に住み、一緒に過ごすことで師匠から全てを学んでゆきます。ですから、イエス様の弟子というのは、イエス様と一緒にいることに一番力を入れるべきです。イエス様とともに生活するなら、イエス様に自分の内面、弱点、長所、病んでいるところ、全てを知って頂けます。また、自分のほうでもイエス様のことをよく知ることが出来るようになります。イエス様の祈り、謙遜、人格、聖さ、力の秘訣を学ぶことが出来ます。また、イエス様の喜び、平安、柔和、謙遜、いやしを実際に体験してゆくようになります。そうしながら、真理であられるイエスさまを真に知るようになります。

 では、実際どのようにすれば、イエス様と共に過ごし、イエス様から学ぶことが出来るのでしょうか。私たちが毎日聖書を読み、祈り、悔い改め、所感を書いているのは、イエス様と共に過ごし、イエス様から学ぶためです。そうする時、光であり、御言葉であり、真理であるイエス様が私たちを支配してくださいます。



祈り:主よ、私の内面は、今、何に支配されているでしょうか。私が心配や怒り、罪や咎に支配されるのではなく、主イエス様に支配されて自由になるように助けください。

一言:主のことばにとどまろう



2024年 03月 15日 (金)

ヨハネの福音書8:37-59(47)
神から出た者は、神のことばに聞き従います

 ユダヤ人たちはアブラハムの子孫であるという自尊心から、「罪の奴隷」と言われたイエス様の御言葉を受け入れませんでした。そんな彼らを、イエス様は「あなたがたは、悪魔である父から出た者」だと言いました。神の遣わされた救い主を認めないということは、罪の奴隷のままであるということであり、霊的にはアブラハムの子孫でも神の子でもなく、悪魔の子である、ということです。悪魔の特徴は、人殺しであり真理に立っていないことです。ユダヤ人たちは、神様のわざを邪魔してイエス様を殺し、真理を隠そうとした悪魔の願いの通りに動いていました。神様のわざではなく、悪魔のわざをしていました。彼らがイエス様の話に聞き従わないのは、理解力の問題ではなく、霊的な所属が問題であるというわけです。

所属先を替えれば、神様の御言葉が聞こえてくるようになり、神様の御言葉を聞く者は永遠のいのちを得ます。ユダヤ人たちはイエス様を卑しめました。イエス様はご自分を弁護しながら彼らが受け入れてくれることを切に願って話されました。それは、ご自分の栄誉のためではありませんでした。彼らがイエス様を受け入れて御言葉を守り、決して死を見ることがないためでした。しかしユダヤ人たちは、むしろイエス様を偽り者、神を汚す者とみなして石を投げつけようとしました。



祈り:主よ、自分が誰から生まれた者なのか、もう一度よく黙想します。誰に従い誰のために生きるのかを考えたいと思います。神から出た者として、神に聞き従って生きるように助けて下さい。

一言:神から出た者になろう


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