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2005年 12月 31日 (土)

ヨハネの福音書8:1-11
今からは決して罪を犯してはなりません


Ⅰ.罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。(1-9)

 イエス様が御言葉を教え始めましたが、パリサイ人たちが姦淫の場で捕らえられた女を連れて来ました。彼らは、「モーセはこういう女を石打にするように命じていますが、あなたは何と言われますか。」と質問しました。彼らがこのような質問をしたのは、もしイエス様が石打ちにしてはならないと言えば、モーセの律法を否定したと言って宗教裁判に訴えるためでした。

 それを知っておられるイエス様は彼らに「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」と言われました(7)。この御言葉を聞いたパリサイ人たちは年長者たちから若者まで良心の呵責を覚え、その場を離れて行きました。人はみな罪人です(ロマ3:10)。人はみな悔い改めなければならない存在に過ぎず、他の人を罪に定めることはできません。

Ⅱ.今からは決して罪を犯してはなりません(10-11)

 イエス様は罪のない神様の御子です。イエス様はその女を罪に定め、さばくことができる方です(ヨハ5:27)。しかしイエス様は姦淫の場で捕らえられて来た女に宣言されました。「わたしもあなたを罪に定めない。」このように宣言されるのは女に罪がないからではありません。イエス様が十字架で死なれることで、その女が受けるさばきを代わりに受けるからです(Ⅰペテ2:24)。イエス様は続けて「行きなさい。今からは決して罪を犯してはなりません。」と命じられました。罪の赦しを受けたことは新しい誕生を意味します。それで罪の赦しを受けた者は新しい生活、聖なる生活をしなければなりません。


祈り:主よ!去る一年間、私が犯した全ての罪を赦してください。私が新年には罪を犯さずに、聖なる生活ができるように助けてください。

一言:決して罪を犯してはなりません


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