聖書別日ごとの糧   >>   コロサイ[2021]

2021年 02月 24日 (水)

コロサイ人への手紙2:6-23(6)
キリストにあって歩みなさい

 当時のコロサイの聖徒たちには、誘惑がありました。哲学者は魅力的で、美辞麗句を駆使し、人々の心をつかんでいました。しかし、それは空しいだましごとの哲学だとパウロは言います(8)。人の思想から生まれた幼稚なもので、決してキリストからのものではありません。にせ教師たちはユダヤ教の伝統を守り、御使い礼拝をするべきだと教えていました(16-18)。しかし、かしらであるキリストにしっかり結びつかなければ、永遠のいのちはないのです(19)。また、にせ教師たちは「つかむな、味わうな、さわるな」といった定めに縛ろうとしました。これらの定めは、知恵のあることのように見えますが、何の価値もなく、肉を満足させるだけです(23)。クリスチャンは、純粋な福音信仰を損なうような誘惑に警戒し、遠ざけるべきです。

 クリスチャンは、世の哲学や律法や、異端な教えに走る者たちとは違います。クリスチャンはイエス様を主として受け入れたのですから、キリストにあって歩みましょう(6)。キリストのうちに根ざし、建てられ、教えられたとおり信仰を堅くし、あふれるばかりに感謝しましょう。キリストのうちにこそ、神の満ち満ちたご性質が形をとって宿っているからです(9)。キリストにあって、クリスチャンは人の手によらない割礼を受け、キリストとともに葬られ、また、キリストとともによみがえらされたのです(11,12)。キリストが私の罪の代わりに十字架で犠牲されたこと、それを受け入れたクリスチャンは、恵みによって罪を赦され、サタンの支配から解除され、永遠のいのちを豊かに受けることとなります。私たちは、この世の罪なる文化や異端の誘惑を退け、キリストのうちに根差し、神に育てられて成長し、霊的に満たされた生活を過ごしましょう。



適用:キリストにあって行っていますか

一言:キリストにあってこそ満たされます


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