聖書別日ごとの糧   >>   テトス[2005]

2005年 08月 18日 (木)

テトスへの手紙1:1-16
霊的指導者の資格


Ⅰ.良い影響力の持ち主(5-8)

 霊的指導者はひとりの妻の夫であり、その子どもは不品行を責められたり、反抗的であったりしない信者であることが条件です(6)。また、わがままでなく、短気でなく、酒飲みでなく、けんか好きでなく、不正な利を求めない人でなければなりません(7)。一言で良い影響力の持ち主でなければなりません。

 霊的指導者は旅人をよくもてなし、善を愛さなければなりません(8)。また慎み深く、正しく、敬虔で、自制心がなければなりません。霊的な望みがない人は霊的な指導者になる資格がありません。

Ⅱ.御言葉に聞き従う者(9-16)

 霊的指導者は羊たちに聖書を教える聖書の先生です。御言葉を教える人が御言葉に聞き従う生活をしなければ、他の人を教えをもって励ましたり、反対する人たちを正したりすることができません(9)。

 しかし当時クレテ教会にはにせ教師たちが多くいました。特に割礼主義者たちの中には御言葉に聞き従わない人が多くいました。またクレテ人たちはよくうそをつき、怠け者が多かったのです(12)。パウロはこのような人々を厳しく戒めて、信仰を健全なものにするように、言いました(13)。ユダヤ人たちの空想話や真理から離れた人々の戒めには心を寄せないようにしなければなりません。彼らは知性と良心が汚れています。


祈り:主よ!私に善を愛する霊的な望みで満たしてくださり、真理の御言葉に絶対的に聞き従うことができるように助けてください。

一言:非難されるところのない神様のしもべ


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