聖書別日ごとの糧   >>   ピレモン[2005]

2005年 08月 21日 (日)

ピレモンへの手紙1:1-17
ピレモンに対する感謝と賞賛


Ⅰ.ピレモンに対する賞賛(1-7)

 1-3節は、パウロのピレモンに対するあいさつです。パウロがピレモンに対して感謝し、賞賛したことは何でしょうか。5節をご覧ください。「それは、主イエスに対してあなたが抱いている信仰と、すべての聖徒に対するあなたの愛とについて聞いているからです。」

 ここで言う「信仰」はイエス様に対しての信仰であり、「愛」は聖徒に対する愛です。パウロはオネシモを通してピレモンの知らせを聞いて、彼が真実な信仰と暖かい愛を持った人であることを聞いて、神様に感謝しました。彼を通して聖徒たちが平安を受け、パウロもピレモンの愛から多くの喜びと慰めを受けました(7)。

Ⅱ.オネシモのための頼み(8-17)

 パウロはオネシモを送り返しながら経緯を説明しました。過去には彼が役に立たない人でしたが、キリストを信じる今ではピレモンだけではなく、パウロにも役に立つ者だと言いました(11)。パウロは、福音のために投獄された後、ピレモンの代わりにオネシモが自分に仕えるようにする、と言いました(13)。しかし主人であるピレモンの承諾を得てしようとしました(14)。パウロは大使徒の権威で命じることができましたが、あえて謙遜に頼みました(14)。


祈り:主よ!私が羊たちの長所を積極的に探して感謝し賞賛するように助けてください。また羊のために謙遜に頼むことができる牧者になるように助けてください。

一言:謙遜に頼もう



2005年 08月 22日 (月)

ピレモンへの手紙1:18-25
ピレモンにした約束


Ⅰ.私がそれを支払います(18-21)

 パウロはオネシモの代わりにピレモンに赦しを求めています。これはキリストが私たちの代わりに自ら神様に求める場面を連想させます(ロマ8:34,ヘブ7:35)。それだけではなく、オネシモによってピレモンが受けた損害を、パウロが代わりに支払うと誓約しました(18,19)。「私が支払います。」これは主が罪人である私たちのために、ご自分のいのちさえも差し出されたその犠牲的な愛を見習い、実践する姿勢です(Ⅰヨハ3:16)。本当の牧者はイエス様の犠牲的な十字架の愛を見習う者です。

Ⅱ.実際の助けと祈りを頼んだパウロ(22-25)

 パウロは牢から出ることを知り、ピレモンに宿を用意して置くようにと個人的な頼みをしました(22)。続けて、「あなたがたの祈りによって、私もあなたがたのところに行けることと思っています。」と願っています。ここで私たちはキリストの中で一つの兄弟姉妹になった聖徒たちの間では、神様の御国を広げることに対して、互いに必要な助けを求めて、実際の助けを施す実践的な愛を持たなければならないことを学びます。さらにとりなしの祈りに力を入れ、神様が直接大きな恵みの御業を行なうようにすることはたいへん重要なことです。


祈り:主よ!私に、羊たちの罪に対して、代わりに赦しを求め、損害を代わりに支払おうとする本当の牧者の心情をください。

一言:私がそれを支払います


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