聖書別日ごとの糧   >>   ピレモン[2014]

2014年 01月 06日 (月)

ピレモン1:1-17
ピレモンに対する感謝と賞賛

1.ピレモンに対する賞賛(1-7)
 1-3節は、パウロのピレモンに対するあいさつです。パウロがピレモンに対して感謝し、称賛していることは何でしょうか。5節をご覧ください。「それは、主イエスに対してあなたが抱いている信仰と、すべての聖徒に対するあなたの愛とについて聞いているからです。」 ここで、話している「信仰」は、イエス様に対する信仰であり、「愛」は聖徒に対する愛です。パウロは、オネシモを通して、ピレモンの知らせを聞いて、真実な信仰と暖かい愛を持った人であることを聞き、神様に感謝しました。これを通して、聖徒たちが平安を得て、パウロもピレモンの愛によって、多くの喜びと慰めを得ました(7)。
2.オネシモのための頼み(8-17)
 パウロはオネシモを送り返しながら、経緯を説明しました。過去には、彼が無益な人でしたが、キリストを信じる今は、ピレモンにだけではなく、パウロにとっても、役に立つ人に変わりました(11)。パウロは、福音のために、獄中にいる間、ピレモンの代わりに、オネシモが自分に仕えようとしました(13)。しかし主人であるピレモンの承諾を得てから、しようとしました(14)。パウロは大使徒の権威で命令することもできましたが、むしろ謙遜に頼みました(14)。

祈り:主よ!私が兄弟たちの長所を積極的に見つけ、感謝し、称賛するように助けてください。また、兄弟のために、謙遜に頼める牧者になるように、助けてください。

一言:謙遜に頼みます



2014年 01月 07日 (火)

ピレモン1:18-25
ピレモンに行なった誓約

1.私がそれを支払います(18-21)
 パウロは、オネシモの代わりに、ピレモンに許しを請うています。これは、キリストが私たちの身代わりとなって、神様に願う場面を連想させます(ロマ8:34,ヘブ7:25)。それだけではなく、オネシモによって、ピレモンが受けた損害をパウロ自身が、代わりにそれを払うと誓約しました(18,19)。「私が支払います。」これは、主が罪人である私たちのために、ご自分のいのちまでも差し出された、犠牲の愛を見習って、実践する姿勢です(1ヨハ3:16)。真の牧者は、イエス様の犠牲的な十字架の愛を見習う者です。
2.実質的な助けと祈りを求めたパウロ(22-25)
 パウロは牢獄から出ることを知り、ピレモンに滞在する宿所を用意して欲しい、と個人的な頼みもしました(22)。続けて、「あなたがたの祈りによって、私もあなたがたのところに行けることと思っています」と頼んでいます。ここで、私たちはキリストの中で、一つの兄弟になった聖徒たちの間には、神の御国の拡張のための御業に必要な助けを求め合い、喜んで実質の助けを施す実践的な愛を持たなければならないことを学びます。もっと、とりなしの祈りに力を入れ、神様が直接大きな恵みある御業を施してくださるように、祈ることは大変重要なことです。

祈り:主よ!私に、兄弟の罪に対して、代わりに許しを求め、代わりに負債を返そうとする牧者の心情をください。

一言:私がそれを返します。


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