聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネⅡ[2023]

2023年 08月 28日 (月)

ヨハネの手紙第二1:1-13(6)
初めから持っていた命令

霊的な子どもたちが命令のとおり真理のうちを歩んでいる便りを聞いた使徒ヨハネは、とても喜んでいました。ヨハネの関心は、人の条件や環境が改善すること以上に、彼らが真理のうちを歩んでいるかどうかでした。私たちが真理のうちを歩むとき、神さまは大いに喜ばれます。罪の問題は解決し、聖なる人生となります。また、真理は世の暗闇を明るく照らす光でもあります。クリスチャンは真理のうちを歩むことを優先するべきだとヨハネは言います。

真理のうちを歩むことに加え、もう一つ積極的にすべきことをヨハネは教えます。「私たちは互いに愛し合いましょう。」この愛の命令は新しい命令として書くのではなく、初めから神様が私たちに命じられたものです。聖徒たちが互いに愛し合わなければ、共同体は分裂と争いで壊れてしまいます。聖徒たちは神様の命令に従い、互いに愛し合うことは大切です。

真理のうちにあって互いに愛し合うとき、警戒すべきことがあるとも言います。異端に気を付けることです。世の中には人を惑わすものが大勢出て来ました。彼らはイエス・キリストが人としてこられたことを否定します。彼らは惑わす者であり、反キリストです。この誘惑に陥ると、今までの労して得てきた実がだいなしになってしまいます。聖徒たちは異端を家に受け入れてはならず、あいさつの言葉もかけてはいけないと言います。そういう人にあいさつをすれば、その悪い行いをともにし、それが共同体を混乱に陥れます。わたしたちは、異端の人たちに対して最初から断固とした態度をとることが大切です。



祈り:新しい言葉や教えに心を奪われていて最初の愛が色褪せていた自分を振り返ります。もう一度、あの愛に立ち返って隣人を自分自身のように愛せるようにお助けてください。

一言:真理のうちにあって、互いに愛し合いましょう


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