聖書別日ごとの糧   >>   イースター

2018年 03月 26日 (月)

ルカの福音書22:1-23(20)
新しい契約

 イエス様は、弟子たちと食事をともにしながらパンを取り、これはご自分のからだであると言われました。そしてパンを裂いて与えながら、ご自分を覚えてこれを行うようにと言われました。イエス様が十字架で死なれた理由とその意味を覚えなさいという事です。イエス様は、ぶどう酒も同じように分けながら、この杯はご自分の流される血によって立てられる新しい契約であると言われました。新しい契約は、イエス様が私たちのすべての罪のために死なれることによって、私たちが罪の奴隷から神様の子どもとして自由に生きるようになるという事です。古い契約は、律法を守ることによって維持されます。しかし、新しい契約は、イエス様の死が自分の罪のためであると信じることで、享受できる契約です。新しい契約を信じる時、十字架の力が私達を罪の束縛から抜け出させてくれます。新しい契約があるので、私たちはイエス様にあって自由を享受しながら、神様の民らしく生きてゆけるのです。契約とは、すべての事の確証です。新しい契約を覚えてつかむ人はイエス様に最後までついて行くことが出来ます。

適応:新しい契約の民となりましたか

一言:イエス様の血によって立てられた新しい契約



2018年 03月 27日 (火)

ルカの福音書22:24-46(26)
仕える者

 イエス様は、いつものようにオリーブ山に行かれ、弟子たちに誘惑に陥らないように祈っていなさいと言われました。そして、ご自分は石を投げて届くほどの所に離れてひざまずき祈られました。「父よ。御心ならば、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの願いではなく、御心のとおりにしてください。」イエス様は、ケツセマネで祈りの戦いで勝利されました。そして十字架の苦しみの杯を飲み干され、その代わりに私たちは命を得るようになりました。

適用:偉い人になりたいですか

一言:仕える者



2018年 03月 28日 (水)

ルカの福音書22:47-71(69)
神の大能の座に着きます

 夜が明けると、議会に連れ出されたイエス様を宗教指導者たちは尋問し始めました。彼らはイエス様に、「あなたがキリストなら、そうだと言いなさい。」とせきたてました。しかしイエス様は、彼らがイエス様の言うことを信じないことをよくご存じでした。それにもかかわらず、イエス様は彼らに、今から後、人の子が神様の大能の右の座に着かれると言われました。この言葉は、イエス様が将来神様の御座の右に着いて世を統治し、裁かれるという意味です。イエス様は、ご自身が神様の御子であることをはっきりと示されました。イエス様は宗教指導者達の前で裁判を受けておられますが、やがて、裁き主として彼らを裁かれるようになります。それで、イエス様は、宗教指導者達の尋問の前でも、堂々とした姿勢でおられました。イエス様が、将来、世を裁かれる裁き主であられることを知るならば、人々の前でもイエス様をはっきりと証しすることが出来ます。不義の勢力の前でも堂々とすることが出来ます。

適用:イエス様は誰ですか

一言:将来世を裁かれる裁判官



2018年 03月 29日 (木)

ルカの福音書23:1-25(3)
ユダヤ人の王



適応:どのような王を探していますか

一言:神の国を与えてくださるユダヤ人の王



2018年 03月 30日 (金)

ルカの福音書23:26-43(43)
あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます

大勢の民衆や泣き悲しむ女たちの群れがイエス様のことを嘆き悲しみました。しかし、その時が来ると子を産んだことのない女が幸いだというほどのむごい裁きの時が来るようになります。彼らは、十字架を見ながら同情の涙を流すよりも、自分の罪に対して悔い改めの涙を流すべきです。
 どくろと呼ばれているところに来ると、兵士たちは、イエス様を十字架に釘付けしました。むごい十字架の苦しみの中で、イエス様は、ご自分を十字架に釘付けする罪人達を赦すだけでなく、彼らの罪を赦してくださいと、とりなしの祈りを捧げました。「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分で分からないのです」。しかし、指導者たちや兵士たちは、自分を救ってみろ、と言ってあざ笑いました。十字架上の犯罪人の一人は、イエス様に対して悪口を言いました。ところが、もう一人がその人を責めました。彼は、それまでに多くの罪を犯し、死刑になるほどの大きな罪も犯しましたが、死の門の前に来て、やっと神様を恐れるようになりました。しかし、十字架につけられている今は、もう善を行なう機会がありませんでした。その時、彼は目を上げてイエス様を見上げました。そして、一見身勝手にも思える願いをしました。「イエス様、あなたのみき国の位にお着きになる時には、私を思い出してください。」と切に願い求めました。イエス様は、彼の切なる願いを聞かれ、彼のたましいをパラダイスに導いてくださいました。

適用:罪のため不義と絶望の中にいますか

一言:強盗も救われたことを覚えてください



2018年 03月 31日 (土)

ルカの福音書23:44-56(47)
本当に、この人は正しい人であった

 イエス様は大声で、「父よ。わが霊を御手に委ねます。」と言って息を引き取られました。この出来事を見た百人隊長は、神様をほめたたえながら告白しました。「ほんとうに、この人は正しい方であった」。百人隊長は、イエス様の十字架の刑罰を執行した将校であり、全ての過程を全部見守っていた人でした。彼は異邦人でしたが、神様に栄光を帰しながら、本当にイエス様が正しい方であったと告白したのです。この光景を見に集まっていた群衆も皆、これまでの色々の出来事を見たので、胸をたたいて悲しみながら帰って行きました。たとえ十字架につけられても、イエス様は正しかったのだ、と確信しました。
 議員であり、りっぱで正しいヨセフという人がいました。アリマタヤというユダヤ人の町の人で、神の国を待ち望んでいる人でした。彼は悪人たちの計画や行動には同意しませんでした。十字架の事件は、彼の心に大きな感動を引き起こしました。彼はピラトのもとに行って、大胆にもイエス様の体の下げ渡しを願いました。それからイエス様を取り下ろし、亜麻布で包み、まだ誰をも葬ったことのない、岩に掘られた墓にイエス様を納めました。十字架は、彼の心の恐れに打ち勝つ信仰を植え付けてくれました。イエス様の十字架は、その周りにいた人々に大きな感動を与え、頑固な者たちさえを大きく変えました。

適用:変化されないような人がいますか

一言:十字架、変化の能力



2018年 04月 01日 (日)

ルカの福音書24:1-12(6)
ここにはおられません。よみがえられたのです

 女たちは走って行って、この驚くべき知らせを十一弟子と他の人達全部に報告しました。しかし、使徒達はこの話をたわごとだと思い、信用しませんでした。それほど復活は信じがたい出来事でした。しかし、そんな中でもペテロは立ち上がって走って墓へ行き、復活の現場をのぞき込んで見ました。女たちの言う通り、亜麻布だけがあって遺体はありませんでした。ペテロは驚いて家に帰りましたが、本当にイエス様が復活されたとは考えられませんでした。復活は人類の歴史上、もっとも画期的な事件です。

適用:死の勢力にさいなまれていますか

一言:よみがえられました


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