イエス様のよみがえりが、確実なものであることを見せてくれる証拠があります。まず、よみがえられたイエス様が弟子たちに現れたことです。よみがえられたイエス様がケパ（ペテロ）、十二弟子、五百人以上の兄弟たち、ヤコブ、すべての使徒たち、パウロに現れました。これは、イエス様のよみがえりが客観的な事実であることを教えてくれています。さらに進んで、よみがえられたイエス様に出会った人々の内面と生涯が完全に変わったことが、復活の確実さを証明します。特に、よみがえられたイエス様はサウロに現れ、彼を変えてくださいました。彼は、この恵みを担うために、ほかの使徒たちよりも多く労苦しました。今も、私たちがよみがえられたイエス様を受け入れる時、私たちの人生に新しい変化を体験します。これが、イエス様のよみがえりを教えてくれる証拠です。

適用：誰が私たちを救うのですか

一言：聖書の示すとおりに死んで、よみがえられたイエス様

　しかし、このすべてのものよりも、さらに深刻なことがあります。キリストの復活がなければ、クリスチャンたちは今もなお罪の中にいることになるのです。なぜなら、罪の結果として死が来ますが、死の問題が解決できなければ、罪の問題もやはり解決されないまま残っていることになるからです。聖徒たちは、キリストの中にある永遠のよみがえりを望んでいるので、すべてのことを犠牲にして、キリストの苦難に参加します。しかし、キリストの復活がなければ、信者の永遠の望みは消え去り、この世で多くの苦しみを受け、悲惨な人生として終わってしまいます。このように、死者の復活を信じることができなければ、キリストのよみがえりを認めることができず、キリストのよみがえりがなければ、正しい信仰として成り立ちません 。それで、私たちは死者の復活とキリストのよみがえりを信じる福音信仰を所有しなければなりません。

適用：なぜクリスチャンは憐れではないのか

一言：復活があるから

　アダムの中で、全ての人が死んだように、キリストの中で、全ての人が生かされるようになります(21,22)。もちろん、死者の復活はそれぞれ順番通りに行われます。まず、初穂であるキリストです。次に、キリストの再臨の時、キリストに属している者たちです。その後、キリストがあらゆる支配と、あらゆる権威、権力を滅ぼし、国を父なる神様にお渡しになる最後の日が来ます。最後にキリストによって滅ぼされる敵は、死です。キリストが万物をご自分の足の下に従わせた後に、その国を神様にお渡しになります。その時には、イエス様も、万物をご自分に従わせた神様に従われます。結局、神様が万物の主として、万物を治めるようになります。その時、崩された創造の秩序が回復し、全てのものが本来の居場所を見つけるようになります。

適用：イエス様が復活の初穂になったことは何を意味するのでしょうか

一言：私もよみがえる

　パウロは、なぜこのように生活したのでしょうか。彼はからだの復活を信じました。からだの復活を確信していたので、キリストのために苦難を受ける生活をすることを誇りと考えました。もし復活がなければ、この地での生活が全てなら「明日は死ぬのだ。さあ飲み食いしようではないか。（32）」という生き方が、知恵ある生き方です。私たちの人生が、ただこの世のものだけであるなら、生きている間、最大限に楽しんで過ごすことが知恵ある生き方です。しかし、パウロは言います。「思い違いをしてはいけません。友だちが悪ければ、良い習慣がそこなわれます。目をさまして、正しい生活を送り、罪をやめなさい。（33）」ここで、「友だちが悪い」とは、体の復活と来世（天の御国）を信じない人々をさします。彼らは、復活に対する望みがないため、飲み食いし、快楽を追及して生きています。復活と来世を信じない人々も、その人なりの人生の哲学と論理を持っています。「あすは死ぬのだ。さあ、飲み食いしようではないか。」これが彼らの人生観です。私たちは、彼らに惑わされてはいけません。私たちは、からだの復活と永遠のいのちを仰ぎ見て、目を覚まし、正しい生活を送り、罪を遠ざける生活を送らなければなりません。

適用：悪い友だちを警戒していますか

一言：思い違いをしてはいけません

適用：死んだ者がどのようなからだでよみがえるのか

一言：栄光ある、強い、聖いからだ

適用：主のわざに励んでいますか

一言：私たちの労苦は主にあってむだではない