□11月23日(主日)
恐れてはならない、神の戦いだから
歴代誌第二20:14-37(15)
聖書本文
20:14 ときに、【主】の霊が会衆の中で、アサフ族の出であるレビ人ヤハジエルの上に臨んだ。彼はマタンヤの子エイエルの子ベナヤの子ゼカリヤの子である。
20:15 彼は言った。「ユダのすべての人々、エルサレムの住民、およびヨシャファテ王よ、よく聞いてください。【主】はあなたがたにこう言われます。『この大軍のゆえに恐れてはならない。おののいてはならない。これはあなたがたの戦いではなく、神の戦いである。
20:16 明日、彼らのところに攻め下れ。見よ、彼らはツィツの坂を上って来る。あなたがたはエルエルの荒野の前、谷の外れで彼らに出会う。
20:17 この戦いは、あなたがたが戦うのではない。堅く立って、あなたがたとともにおられる【主】の救いを見よ。ユダとエルサレムよ、恐れてはならない。おののいてはならない。明日、彼らに向かって出陣せよ。【主】はあなたがたとともにおられる。』」
20:18 ヨシャファテは地にひれ伏し、ユダのすべての人々とエルサレムの住民も【主】の前にひれ伏して、【主】を礼拝した。
20:19 ケハテの子孫、コラの子孫であるレビ人たちは立ち上がり、大声をあげてイスラエルの神、【主】を賛美した。
20:20 こうして、彼らは翌朝早く、テコアの荒野へ出陣した。出陣のとき、ヨシャファテは立ち上がって言った。「ユダおよびエルサレムの住民よ、私の言うことを聞け。あなたがたの神、【主】を信じなさい。そうすれば、あなたがたは堅く立つことができる。主の預言者たちを信じ、勝利を得よ。」
20:21 彼は民と相談し、【主】に向かって歌う者たちと、聖なる装いをして賛美する者たちとを任命した。彼らが武装した者の前に出て行って、こう言うためであった。
「【主】に感謝せよ。
その恵みはとこしえまで。」
20:22 彼らが喜びと賛美の声をあげ始めると、【主】は伏兵を設けて、ユダに攻めて来たアンモン人、モアブ人、セイル山の人々を襲わせたので、彼らは打ち負かされた。
20:23 アンモン人とモアブ人は、セイル山の住民たちに立ち向かい、これを絶滅させ、根絶やしにした。セイルの住民を滅ぼし尽くすと、彼らは互いに戦って滅ぼし合った。
20:24 ユダの人々が、荒野に面した見張り場に上って、その大軍の方を見渡すと、なんと、死体が野に転がっていた。逃れた者は一人もいなかった。
20:25 ヨシャファテとその民が分捕り物を奪いに行くと、そこで数多くの武具、衣服、高価な器具を見つけたので、運びきれないほどはぎ取った。分捕り物があまりにも多かったので、奪うのに三日もかかった。
20:26 四日目に、彼らはベラカの谷に集まり、そこで【主】をほめたたえた。それゆえ、人々はその場所の名をベラカの谷と呼んで、今日に至っている。
20:27 ユダとエルサレムの人々はみな、ヨシャファテを先頭にして、喜びのうちにエルサレムに凱旋した。【主】がその敵のことで彼らに喜びを与えられたからである。
20:28 彼らは琴、竪琴、ラッパを携えてエルサレムに入り、【主】の宮に行った。
20:29 【主】がイスラエルの敵と戦われたと聞くと、地のすべての王国に神の恐れが下った。
20:30 ヨシャファテの治世は平穏であった。神は周囲の者から彼を守り、安息を与えられた。
20:31 このようにして、ヨシャファテはユダを治めた。彼は三十五歳で王となり、エルサレムで二十五年間、王であった。その母の名はアズバといい、シルヒの娘であった。
20:32 ヨシャファテはその父アサの道に歩み、そこから外れることなく、【主】の目にかなうことを行った。
20:33 しかし、高き所は取り除かれなかった。民はなおも、彼らの父祖の神にその心を定めようとしなかった。
20:34 ヨシャファテについてのその他の事柄は、最初から最後まで、『イスラエルの王の書』に載せられた『ハナニの子エフーの働き』にまさしく記されている。
20:35 その後、ユダの王ヨシャファテは、イスラエルの王アハズヤと同盟を結んだ。アハズヤは悪事を行った。
20:36 ヨシャファテはタルシシュへ行く船団をつくるために、アハズヤと同盟を結んだ。そして、彼らはエツヨン・ゲベルで船団をつくった。
20:37 マレシャ出身のドダワフの子エリエゼルがヨシャファテに向かって次のように預言した。「あなたがアハズヤと同盟を結んだので、【主】はあなたが造ったものを打ち壊されます。」すると、船は難破し、タルシシュへ行くことができなくなった。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
神様の霊がヤハジエルに臨まれると、彼はヨシャファテ王に預言しました。「この大軍のゆえに恐れてはならない。おののいてはならない。これはあなたがたの戦いではなく、神の戦いである。」具体的な作戦命令も下されましたが、それは敵に向かって進んで行くけれど、自分たちが戦うのではなく、神様ご自身があなたがたを救われるのを見る、というものでした。ヨシャファテと民がしたことは、神様の前にひれ伏して祈り、礼拝し、レビ人の賛美チームが大声でイスラエルの神、主を賛美することだけでした。そして、朝早く、神様の命令に従ってテコアの荒野へ出陣しました。そのとき、ヨシャファテは立ちあがって、「あなたがたの神、主を信じなさい。そうすれば、あなたがたは堅く立つことができる。主の預言者たちを信じ、勝利を得よ。」と神様に対する信仰を、民たちのうちに植えました。また、民と相談して、聖歌隊を組織して、神様を賛美しました。通常、戦いに臨む時には、敵地への潜入・偵察を担う特殊部隊を最初に配置しますが、彼らは賛美隊を配置しました。これは、神様が戦われるという信仰告白です。歌と賛美が始まると、神様は伏兵を設け、ユダに攻めて来たアンモン人、モアブ人、セイル山の人々を打ち負かされました。そして、彼らは互いに戦って滅ぼし合いました。ユダの人々が行って見ると、敵はすべて死んで全滅していました。神様の御言葉を信じ、感謝し、賛美するところに、神様の御業が起きるのです。
ヨシャファテとその民は、分捕り物(戦利品)を奪いに行きましたが、多すぎて奪うのに三日もかかりました。人々は、大勝利をくださった神様をほめ称えました。地のすべての国は、この知らせを聞いて、神様を恐れるようになったので、ヨシャファテの治世は平穏でした。
祈り:主よ、祈りの威力、礼拝の威力、賛美の威力を教えてくださり、感謝します。私が、信仰によって、祈り、賛美するように助けてください。
一言:祈りと礼拝と賛美
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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