□11月22日(火)
強く、男らしくありなさい
列王記第一2:1-12(2)
聖書本文
2:1 ダビデの死ぬ日が近づいたとき、彼は息子のソロモンに次のように命じた。
2:2 「私は世のすべての人が行く道を行こうとしている。あなたは強く、男らしくありなさい。
2:3 あなたの神、【主】への務めを守り、モーセの律法の書に書かれているとおりに、主の掟と命令と定めとさとしを守って主の道に歩みなさい。あなたが何をしても、どこへ向かっても、栄えるためだ。
2:4 そうすれば、【主】は私についてお告げになった約束を果たしてくださるだろう。すなわち『もし、あなたの息子たちが彼らの道を守り、心を尽くし、いのちを尽くして、誠実にわたしの前に歩むなら、あなたには、イスラエルの王座から人が断たれることはない』。
2:5 また、あなたはツェルヤの子ヨアブが私にしたこと、すなわち、彼がイスラエルの二人の軍の長、ネルの子アブネルとエテルの子アマサにしたことを知っている。ヨアブは彼らを虐殺し、平和なときに戦いの血を流し、自分の腰の帯と足のくつに戦いの血をつけたのだ。
2:6 だから、あなたは自分の知恵にしたがって行動しなさい。彼の白髪頭を安らかによみに下らせてはならない。
2:7 しかし、ギルアデ人バルジライの子たちには恵みを施してやり、彼らをあなたの食卓に連ならせなさい。彼らは、私があなたの兄弟アブサロムの前から逃げたとき、私の近くに来てくれたのだから。
2:8 また、あなたのそばに、バフリム出身のベニヤミン人ゲラの子シムイがいる。彼は、私がマハナイムに行ったとき、非常に激しく私を呪った。だが、彼は私を迎えにヨルダン川に下って来たので、私は【主】にかけて、『おまえを剣で殺すことはない』と彼に誓った。
2:9 しかし今は、彼を咎のない者としてはならない。あなたは知恵の人だから、どうすれば彼の白髪頭を血に染めてよみに下らせられるかが分かるだろう。」
2:10 こうして、ダビデは先祖とともに眠りにつき、ダビデの町に葬られた。
2:11 ダビデがイスラエルの王であった期間は四十年であった。ヘブロンで七年治め、エルサレムで三十三年治めた。
2:12 ソロモンは父ダビデの王座に就き、その王位は確立した。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
ダビデは死ぬ日が近づいたとき、息子ソロモンを呼び、強く男らしくあるように命じました。ソロモンが自分の後を継いで王となり、強い男となって、様々な困難や危機からイスラエルを守り、民を治めてほしいと願ったのでしょう。イスラエルの初代王サウルは人間的には立派で、外見も優れていましたが、神の民を敵から守る王としての務めを誠実に担いませんでした。自分の地位や名誉を守ることに執着し、ダビデを追い回すことばかりに時間を費やしました。外見的にはサウル王は男らしく立派に見えましたが、内面にあった疑いと高慢の心を克服することができませんでした。
では、強く、男らしくあるためには何をすれば良いのでしょうか。主の務めを守り、モーセの律法の書に書かれている通りに、主の掟と、命令と、定めと、さとしを守って主の道を歩むことだと、ダビデは言っています。強く男らしい人とは、主の御言葉どおりに生きる人のことです。内外に数多くの誘惑があっても、神様の律法を守り、行う者を、神様は強く、男らしく歩めるように助けてくださいます。その人の人生を栄えさせます。また、子孫を祝福し、イスラエルの王座から人が絶つことが無いようにされます。
強く、男らしい人はネフィリム人のように肉体を自慢する人ではありません。権謀術数を駆使して自分の栄光のために力を注ぐ人のことでもありません。神の律法を慕い、行う人がまさに強く、男らしい人です。このような人こそが国を正しく治めることができます。王としての様々な困難にも十分に打ち勝てます。神様が与えて下さる栄の道を歩むことができるのです。
祈り:主よ、私たちは外見や栄光に囚われ、自分は強く男らしいと思い込んでしまう弱い者です。主よ、あなたの言葉を慕い、真に強い者、王らしい者となりますように祈ります。
一言:主の戒めを守りましょう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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