聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2004]

2004年 12月 01日 (水)

列王記第二17:1-23
イスラエルの滅亡

Ⅰ.イスラエルの滅亡(1-6)
 イスラエルの最後の王ホセアの時代、アッシリヤの王シャルマヌエセルが来攻し、ホセアを打ちました。ホセアは最初、アッシリヤにみつぎものを納めていましたが、後にアッシリヤに背きエジプトを頼りました。するとアッシリヤ王はサマリヤに攻めて来て、三年間包囲した後、ホセアの第九年に町を落とし、イスラエル人を捕虜として連れて行きました(6)。
Ⅱ.滅亡の原因(7-23)
 著者はイスラエルの滅亡の原因が何であると述べていますか。イスラエルの滅亡は偶然の不幸な出来事ではありません。新興強大国が起こったからでもありません。それは、イスラエル人が自分達をエジプトの地から連れ上り、エジプト王パロの支配下から解放して下さった神様に罪を犯し、他の神々を恐れたからです(7,8)。イスラエルは神様が禁じられた偶像を作り仕え、神様の怒りを受けました。神様は、ご自分のしもべである預言者たちを送り、悔い改めるように導かれましたが、彼らはその御声を聞きませんでした。甚だしくは自分の子どもを火の中にくぐらせる異邦の風習を行い、神様の怒りを爆発させました。
 神様は警告された通り、偶像崇拝の罪をさばかれる方です(申4:25,26)。時には人の棒と人生のむちで私たちを打たれますが、それは神様お一人だけを愛するように助けるためです。神様は長い間耐え忍ばれますが、いつまでも耐え忍ぶ方ではありません。

祈り:主よ!主の長い忍耐の愛を軽んじずに、神様の御言葉に聞き従い、神様ひとりだけを愛するように助けてください。

一言:神様を愛しなさい


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