聖書別日ごとの糧   >>   列王記Ⅱ[2004]

2004年 12月 16日 (木)

列王記第二24:1-25:7
ユダの滅亡

Ⅰ.ユダを攻撃したネブカデレザル(24:1-7)
 エホヤキムはエジプトの王パロ・ネコによってユダの王になりました。しかし当時世界を制覇したバビロンに屈服して、みつぎものを納めなければなりませんでした。これは神様の訓練でした。しかしエホヤキムは三年目にエジプトに頼って、バビロンに背きました。バビロンは連合軍を率いてユダを攻撃したのは、野望に満ちた強大国が弱小国を略奪したかのように思えます。しかしこれがユダに臨んだのはそのためではありません。これは主の命令によることであり、神様の厳かなさばきでした(3)。神様は長い間ユダがマナセの犯した罪から立ち返るのを待っておられました。しかしユダは神様の長い忍耐と慈しみを蔑しみ、先祖たちの愚かな行ないを繰り返しました。結局彼らは神様の厳かなさばきを避けることができなくなりました。
Ⅱ.ユダを低くされた神様(24:8-25:7)
 神様はユダを懲らしめることで低くし、彼らが神様に立ち返ることを願われました。ところがエホヤキムの後を継いだエホヤキンも、ゼデキヤも、その心を神様に立ち返らせることより、強大国に頼ろうとしました。結局エホヤキンはバビロンに連れて行かれ、ゼデキヤも対抗し抗戦を続けましたが、ついには逮捕され、両目をえぐり出され、バビロンに連れて行かれました。悔い改めずに、悪を行なう者の最後は悲惨なものです。

祈り:主よ!神様が私を懲らしめられ、低くされる時に、立ち返り、神様を恐れ敬うように助けてください。

一言:悔い改めだけが生きる道である。


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