□4月22日(木)


風と湖を叱りつけられた


マタイの福音書8:23-34(26)

日毎の糧

イエス様が舟に乗られると、弟子たちも従いました。すると湖は大荒れとなりました。舟は大波をかぶり、今にも沈みそうでした。ところが、イエス様は眠っておられました。弟子たちは近寄って、イエス様を起こして「主よ、助けて下さい。私たちは死んでしまいます。」と叫びました。イエス様は「どうして怖がるのか、信仰の薄い者たち。」と言われました。イエス様はすぐに起き上がり、風と湖を叱りつけられました。すると、少し前まで舟を飲み込むような大暴風だったのが、すっかり凪になりました。弟子たちは驚いて「風や湖までが言うことを聞くとは、いったいこの方はどういう方なのだろうか。」と言いました。イエス様はこの出来事を通して自然さえも統治される方であることをあらわされました。

 イエス様がガダラ人の地にお着きになると、悪霊につかれてひどく凶暴になっている二人の人が、墓場から出てきてイエス様を迎えました。二人は、イエス様が彼らを苦しめに来た方で、最後の時になれば自分たちが裁きを受けることを知っていました。それで、彼らは自分たちを追い出すのなら、豚の群れの中に送ってほしいとイエス様に懇願しました。イエス様が彼らに「行け」と言われると、悪霊どもは出て行って豚に入りました。そして、その群れ全体が崖を下って湖になだれ込み、水に溺れて死んだのです。豚を飼っていた人たちは逃げ出して、町ですべての出来事を残らず知らせました。町の人たちは、イエス様のところにやってきて、その地方から立ち去ってほしいと懇願しました。

 イエス様は風と湖を静めるだけではなく、悪霊を追い出す能力もある方です。イエス様は自然万物をおさめ、霊的世界を支配されます。イエス様に日々治められているなら、人生の大波の時にも、イエス様が下さる平安を味わいます。



適用:イエス様をどんな方だと思っていますか

一言:風を叱りつけ、悪霊を追い出すお方

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧