□11月20日(月)
父の御心がなりますように
ルカの福音書22:39-53(42)
日毎の糧
イエス様は、外に出ていつものようにオリーブ山に行かれました。イエス様は、いつもの場所についた時、弟子達に「誘惑に陥らないように祈っていなさい」と言われました。そして、ご自分は弟子たちから石を投げて届くほどの所に離れてひざまずいて、こう祈られました。「父よ。みこころなら、この杯をわたしから取り去ってください。しかし、わたしの願いではなく、御心がなりますように」。ここでイエス様が言っている杯とは、神様が罪人に下される恐ろしい御怒りの杯のことでした(エレミヤ25:15)。それは、十字架にはりつけられることへの恐怖だけでなく、神様から引き離されることへの恐怖でもありました。人々の罪のゆえに死ぬため、イエス様はそれを経験しなければなりませんでした。イエス様は、その恐ろしい杯を避けたい正直な気持ちを話しましたが、御心がなるようにと祈られました。イエス様は切に祈られ、汗が血のしずくのように地に落ちました。
イエス様の祈りは、自分の願うことを捨てて神様の願われることを進んで受け入れるための戦いでした。イエス様はこの祈りの戦いにおいて勝利されました。神様が下さる杯を飲むことは復活の栄光に至らせる道であり、すべての人を生かす道です。ただ、その杯を飲むことはやさしくありません。人々はその杯を避けたがります。しかし、イエス様が飲まれなかったら、私たちはみな、罪による刑罰を受けなければなりませんでした。イエス様がその杯を飲まれたことによって、私たちは永遠のいのちを得るようになりました。私たちに与えられる神様の杯は、誰かを生かし、神様に栄光を帰すことになります。そして、私たちを復活の栄光に至らせます。ただ、私たちはその杯を自分の力で飲むことはできません。イエス様のように祈る時、神様から与えられる力によってその杯を飲めるようになります。神様の御心に従うことができます。
祈り:イエス様、試練に勝利するための祈りの模範を示して下さり感謝します。父の御心がなるための祈りを私が出来るように助けて下さい。
一言:私の願いではなく
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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