□4月16日(火)


主を恐れる女性


箴言31:10-31(30)

日毎の糧

 今日のみことばは、箴言の結論部分です。箴言の背景には家庭、つまり家があります。知恵ある女性は家のすべてを満たし、和やかにします。若い男性が家庭を築くには、しっかりした妻を見つけるべきだと箴言は勧めます。そうした彼女の値打ちは真珠よりもはるかに尊いものです。では、しっかりした妻とはどんな人なのでしょうか。しっかりしていて、知恵がある人のことです。夫が信頼し(11)、夫を尊敬し、内助の功があり、夫を指導者として立たせる女性。家の為によく働いて富ませ(13-19)、家内だけでなく隣人にも手を差し伸べる女性(20)。寒い冬に備えあわせの着物を用意し(21,22)、口を開けば知恵深く語り、その舌には恵みの教えがあり(26)、夫や子供からほめたたえられる(28,29)、このような女性はすべてにまさっています。

 30,31節はしっかりした妻の結論部分です。ここまでは勤勉で誠実な女性でしたが、最後は主を恐れる女性として表現されています。男性は女性の麗しさや美しさを最高とみなします。しかし、外見の麗しさや美しさは時とともに色あせます。老いが現れます。いつわり、むなしさが増します。ほめたたえられるのは主を恐れる女性です。女性の麗しさと美しさは、主を恐れる生き方から作られるものです。主を恐れることが知恵の初め、知恵そのものです。そのためこの最後のみことばは、箴言1:7とペアとなって強調されます。いくら良い暮らしをして外見が麗しくても、主を恐れない女性は最高でしょうか。男性も同じです。いくら強そうに見えても、主を恐れないような男性は最高でしょうか。物質主義の時代にあって、しっかりした人は主を恐れます。しっかりした妻は31節にある、手でかせいだ実として表現されています。しっかりした妻は、社会的に認められ、指導者となり、町囲みのうちでほめたたえられることとなります。



祈り:主よ、主を恐れるしっかりした女性たちが、私たちの教会で、町で、国で、数多く育つように祈ります。

一言:主を恐れる女性をほめたたえよう

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧