□4月18日(木)


再び混乱の中で


エレミヤ書41:1-18(18)

日毎の糧

 ゲダルヤはイシュマエルの剣によって死にました。イシュマエルは、ゲダルヤと共にいたユダの人々とバビロンの戦士たちまでも殺しました。そして、このことが人々に知られないように隠しました。その時、神様にささげ物をするために、八十人の者が主の宮に行こうとしていました。イシュマエルは泣きながら、彼らを向かえ、ゲダルヤに導くかのように誘導しました。そして、ささげ物をするために来た八十人を殺し、謀反を隠しました。イシュマエルはアンモンの命を受け、このようなことを行ないました(10)。イシュマエルから悪魔の顔がうかがえます。悲しむ人(5)には、泣き顔で近づいて来ます。しかし、その泣き顔は偽りです。痛む人には、患っている顔で、喜ぶ人には、笑顔で近寄って来ますが、「泣き」と「笑い」の裏には、悪が隠されています。野心、欲望のために、悪をためらいません。目的を達成するためには、冷淡に翻ります。このような者によって、ユダは再び戦場に変わりました。残ったユダの人々までバビロンの手によって、完全に滅びる危険にさらされました。

 ヨハナンはイシュマエルに捕まった人々を救い出しました。しかし彼は、バビロンの報復を恐れ、エジプトに逃れようとしました。ゲダルヤは死に、ゲダルヤを殺したイシュマエルはアンモンに逃れ、イシュマエルを打ったヨハナンは打つ手もなく、あわてふためきました。こうしてユダの地は、再び恐れと混乱の中に陥りました。悪がある所には、平和がありません。ただ、だまし、殺すことだけで、それによって、恐れ、逃げていく姿だけが見えてきます。



祈り:主よ、悪がはびこるこの世を生きる私たちを守り、混乱に陥らないように助けてください。

一言:悪を警戒する

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧