□9月13日(金)
アブネルの死を悲しんだダビデ
サムエル記第二3:22-39(32)
日毎の糧
ダビデはアブネルの合流によって、平和に統一王国が建設される希望を持つようになりました。しかし、そこに水を差すような事件が発生しました。戦いから帰ってきたヨアブは、これまでに何が起こったのかを知りました。そして、アブネルを出ていくままにさせたのはどうしてかと真正面からダビデに抗議しました。彼は権謀術数に長ける軍人政治家でした。彼は使者たちを遣わしてアブネルをヘブロンに戻らせました。それからアブネルを騙して彼を門の内側に連れ込み、そこで、下腹を刺して殺しました。アブネルが自分の弟アサエルを殺したことへの復讐でした。ヨアブは、平和にイスラエルの統一を成し遂げようとしていたダビデの心を知らずに、ただ私的な感情によって行動しまいました。アブネルの死のために、イスラエルの民はダビデに対して不信感を抱いてもおかしくなく、イスラエルの統一もできなくなる危機に直面しました。ユダとイスラエルは以前より激しい戦争をしなければならない状況になりました。
ダビデはこの問題をどのように収拾しましたか。彼はまず、ヨアブを恐ろしいほど呪いました。たとえ信頼していた側近であっても、彼が私的な感情によって行動することは容認しませんでした。また、ダビデは民にアブネルのために衣を引き裂き、粗布をまとい、悼み悲しむようにと言いました。自分もアブネルの墓で声をあげて泣きました。民もみな泣きました。ダビデは日が沈む前にパンも、ほかの何も口にしませんでした。全イスラエルは、その日、ネルの子アブネルを殺したのは、王から出たことではないことを知りました。ダビデを信頼するようになり、彼が何をしても満足しました。民が指導者を信頼できなくなる時、その国は正しく立つことができません。ダビデは民の信頼を回復することで、イスラエルを平和に統一することができました。
祈り:主よ、自分の感情に支配され、行動してしまうことがあります。変わりやすい不確かな自分の感情ではなく、主の御心を基準に行動することができるように、聖霊様助けて下さい。
一言:感情より、神の御心
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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