□10月3日(木)
あなたがたの悪しき生き方によってではなく
エゼキエル書 20:27-49(44)
日毎の糧
イスラエルは神様の恵みでカナンの地に入ることができましたが、偶像崇拝に陥っていました。この不信の罪のために、彼らは滅ぼされ、バビロンの捕虜となり、連行されました。このようなさばきにあってもなお、捕虜の民は父たちの行いをまねて自分たちを汚し、彼らの忌まわしいものを慕って姦淫を犯しました。異邦の地でまるで異邦人のようになり、木や石を拝もうと堂々と言いました。しかし、主は、彼らが心に思い浮かべていることは決して実現しないと仰せられます。それは、彼らの現在の社会的身分が捕虜であったとしても、彼らは変わらず神の選ばれた民であり、神様が彼らを必ず元通りにしてくださるからです。
神様は、力強い手と伸ばした腕、注ぎ出る憤りをもって、イスラエルを国々の民の中から連れ出し、その散らされている国々から民を集められます。再び彼らと契約を結び、契約の民とさせてくださいます。そうしてイスラエルの全家はシオンで神様に仕えます。神様はイスラエルのうちに、諸国の民が見ている前で、主が聖であられることを示されます(41)。イスラエルは、自分の身を汚した自分たちの行いと、すべてのわざとを思い起こし、自分たちの行ったすべての悪のために、自分自身を嫌うようになります(43)。過去の罪な生き方を嘆く思いを持つようになります。悪い行いや、腐敗したわざによって、イスラエルはすでにさばきを受け、滅びを受けてもおかしくありませんでした。しかし、神様は彼らの行いによってではなく、ただ主の名のために、彼らに報いました(44)。アブラハムと結ばれた契約を成就され、罪ばかりを犯す民に向かい一方的にも恵みを施されました。この恵みを悟ってこそ、彼らも主が神であることを知ることになるのです。
祈り:主よ、私たちの悪しき生き方に従ってではなく、主イエス・キリストの完了された贖いのみわざに従って私たちに報いてくださったことに、心から感謝と賛美をささげます。
一言:主の名のために私たちに報いて下さる主
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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