□11月20日(主日)
王になろうとしたアドニヤ
列王記第一1:1-27(5)
日毎の糧
ダビデは年を重ね、夜着をいくら着ても温まりませんでした。もはや王として民を顧み、国政を案じる力も能力も失っていました。一方、ハギテの子アドニヤは、王になる野心を抱き、戦車、騎兵、それに、自分の前を走る者五十人を手に入れました。アドニヤが自ら王になろうとしたのは、王位継承に関する原則がなかったためです。その上、アブシャロムなき今、彼は長子であり、父が彼のことで心を痛めることもないほど、認められていたからです。当然自分が王になるべきだと考えたのでしょう。ヨアブと祭司エブタヤルに相談し、王になる準備を進めました。エン・ロゲルの近くにあるゾヘレテの石のそばでごちそうをふるまい、自分の兄弟たちすべてと、王の家来であるユダのすべての人々を招きました。しかし、預言者ナタン、ベナヤ、勇士たちや、彼の兄弟ソロモンは招きませんでした。アドニヤは父の選択を尊重しませんでした。彼は野心を抱き、長子で能力ある自分こそが王になるべきだと考えたのです。
それで、ナタンはソロモンの母バテ・シェバを尋ね、アドニヤが王になろうとしていることを告げました。そして彼女にソロモンを王として立てる計画を伝えました。ナタンがソロモンを王に立てようとしたのは、それが神様の御旨だったからです。神様の御旨に逆らい、野心を抱いて王になろうとするアドニヤには、王になってほしくないと考えていました。それで勢力を築き上げているアドニヤと真っ向して、ソロモンを王に立てる計画を立てたのです。アドニヤは自分こそが王になるべきだと思っていました。神様の御旨や父の計画よりも、自分の考えに従っていました。野心を抱き、王になろうとしました。野心を抱くような者に、神様の御旨を悟ることはできず、悟りを得ても御旨に逆らうだけです。主は野心をもつ者を低められます。神様の御旨に従い、自分を謙遜に低める者に恵みを施されます。
祈り:主よ、あなたの御旨に逆らい野心を抱く罪深い私がいます。おごり高ぶることを悔い改め、謙遜でいられるように祈ります。
一言:主を高めましょう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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