□4月24日(木)
持っているものをしっかりと保ちなさい
ヨハネの黙示録2:12-29(25)
日毎の糧
ペルガモンはサタンの王座があるところです。ゼウス神殿があり、皇帝アウグストの神殿があって偶像崇拝を強要したところです。このために忠実な主の証人アンティパスは殉教しました。ペルガモンの聖徒たちは殉教精神で生きていました。ところが少しばかり責めるべきことがありました。彼らの一部が、偶像に捧げられた食物を食べさせたり、姦淫を容認するバラムとニコライ派の教えを信奉したりしていたのです。エペソ教会は、ニコライ派の人々の行いを憎み、そのことで褒められましたが(6)、ペルガモン教会は、快楽や情欲の罠に陥っていました。サタンは小さな問題で信者を倒そうと接近します。ですから、現実的な小さな問題に対しても、福音精神をもって戦うべきです。
ティアティラにある教会は、主が認めるほど行いと愛と信仰と奉仕と忍耐が立派でした。ところが責めるべきところがありました。自称預言者のイゼベルをなすがままにさせていたことです。当時、事業をするためには同業組合に加入し、神殿でも事業のための会議をするようになり、自然と偶像崇拝をしたり、淫乱を楽しんだりしました。サタンはこのようなことを利用して淫行させ、偶像に献げた物を食べさせていました。現代も、商売や事業を優先し、仕事の付き合いを言い訳にお酒と淫乱を許容します。このようなサタンの策略が分かったなら、イゼベルの淫乱な勢力を容認してはいけません。容認するとは、寛容的な態度で受け入れることであり、そうしているうちに魂がつまずきます。主は、淫らな行ないをする者たちが悔い改めないなら病の床に投げ込み、大きな患難の中に投げ込み、その子供たち(従う者たちのこと)をも死病によって殺すと警告されます。主は彼らに頼まれます。「ただ、あなたがたの持っているものを、わたしが行くまで、しっかり保ちなさい。」(25)。彼らにあるものは十字架の福音です。絶対的な福音信仰です。これを主が来られるときまでしっかり持っているべきです。そうすれば諸国の民を支配する権威を与えてくださいます。
祈り:主よ、忍び込んでくる物質と快楽を警戒するように助けてください。
一言:十字架の福音をしっかりと保ちなさい
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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