□11月27日(主日)
私の家来たちも、あなたの家来たちと一緒に
列王記第一5:1-18(6)
聖書本文
5:1 さて、ツロの王ヒラムは、ソロモンが油注がれて、彼の父に代わって王となったことを聞いて、自分の家来たちをソロモンのところへ遣わした。ヒラムはダビデと常に友情を保っていたからである。
5:2 そこで、ソロモンはヒラムのもとに人を遣わして言った。
5:3 「ご存じのように、私の父ダビデは、周りからいつも戦いを挑まれていたため、【主】が彼らを私の足の裏の下に置かれるまで、私の父の神、【主】の御名のために神殿を建てることができませんでした。
5:4 しかし今や、私の神、【主】は、周囲の者から私を守って安息を与えてくださり、敵対する者もなく、わざわいを起こす者もありません。
5:5 今私は、私の神、【主】の御名のために神殿を建てようと思っています。【主】が私の父ダビデに、『わたしがあなたの代わりに王座に就かせるあなたの子、彼がわたしの名のために家を建てる』と言われたとおりです。
5:6 どうか、私のために、レバノンから杉を切り出すように命じてください。私の家来たちも、あなたの家来たちと一緒に働きます。私はあなたの家来たちに、あなたが言われるとおりの賃金を払います。ご存じのように、私たちの中にはシドン人のように木を切ることに熟練した者がいませんから。」
5:7 ヒラムはソロモンの申し出を聞いて、大いに喜んで言った。「今日、【主】がほめたたえられますように。主は、この大いなる民を治める、知恵のある子をダビデにお与えになった。」
5:8 ヒラムはソロモンのもとに人を遣わして言った。「あなたが言い送られたことを聞きました。私は、杉の木材ともみの木材なら、何なりとあなたのお望みどおりにいたしましょう。
5:9 私の家来たちは、それをレバノンから海へ下らせます。私はそれをいかだに組んで、海路、あなたが指定される場所まで送り、そこでそれを解かせましょう。それを受け取ってください。それから、あなたは私の一族に食物を与えて、私の望みをかなえてください。」
5:10 こうしてヒラムは、ソロモンに杉の木材ともみの木材を、彼が望むだけ与えた。
5:11 ソロモンはヒラムに、その一族の食糧として、小麦二万コルと上質のオリーブ油二十コルを与えた。ソロモンは、これだけの物を毎年ヒラムに与えた。
5:12 【主】は約束どおり、ソロモンに知恵を授けられた。ヒラムとソロモンとの間には平和が保たれ、二人は契約を結んだ。
5:13 ソロモン王は全イスラエルから役務者を徴用した。役務者は三万人であった。
5:14 ソロモンは、彼らを一か月交代で一万人ずつレバノンに送った。一か月はレバノンに、二か月は家にいるようにした。役務長官はアドニラムであった。
5:15 ソロモンには荷を担ぐ者が七万人、山で石を切り出す者が八万人いた。
5:16 そのほか、ソロモンには工事の監督をする長が三千三百人いて、工事に携わる民を指揮していた。
5:17 王は、切り石を神殿の礎に据えるために、大きな石、高価な石を切り出すように命じた。
5:18 ソロモンの建築者たち、ヒラムの建築者たち、そしてゲバル人たちは石を切り、神殿を建てるために木材と石材を準備した。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
ツロの王ヒラムは、ソロモンがダビデの後を継いで王になったという知らせを聞いて、自分の家来たちを送りました。ソロモンは、「ダビデが多くの国と戦争をしたために、神様のための神殿を建てることができなかったが、今、主が安息をくださったので、主の御名のために神殿を建てようとしている。」と知らせました。そして、ヒラムに、「最高級の木材であるレバノンの杉の木を切り出して、送って欲しい。」と頼みました。ヒラムは非常に喜んで、杉の木材ともみの木材を充分に送ることを約束しました。その代わりに、ソロモンはヒラムに、毎年、小麦と上質のオリーブ油を送ることにしました。ソロモンは全イスラエルから、役務者三万人、荷役人夫七万人、石を切り出す人八万人、監督する者の長三千三百人を置きました。ソロモンは彼らに、「神殿の礎に据えるために、大きな石、高価な石を切り出すように」と命じました。ソロモンの建築者たちとヒラムの建築者たち、そしてゲバルから来た人たちが共に力を合わせて、神殿を建てるのに必要な木材と石材を準備しました(18)。
神様の神殿を建てることは、大きなプロジェクトです。これは、一人の力ではできないことです。ソロモンは、ツロの王ヒラムの助けを受けました。また、正当な代価を払い、神殿が完成する時まで、条約が維持できるようにしました。民たちの中で、183,300人にも及ぶ働き人の助けを受け、神殿の建築作業を推進することができました。神様の御業に仕える時、意欲や情熱だけではできません。お互いに助け合わなければなりません。私たちが、神様の知恵を受け、互いに力を合わせてゆけるように祈ります。
祈り:神様の御業に仕えるために、共同体の仲間たちが与えられていることを感謝します。お互いに力を合わせ、主の御心どおりに仕えていけますように祈ります。
一言:互いに助け合いながら
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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