□1月16日(木)
わたしの虹を立てる
創世記9:1-17(13)
聖書本文
9:1 神はノアとその息子たちを祝福して、彼らに仰せられた。「生めよ。増えよ。地に満ちよ。
9:2 あなたがたへの恐れとおののきが、地のすべての獣、空のすべての鳥、地面を動くすべてのもの、海のすべての魚に起こる。あなたがたの手に、これらは委ねられたのだ。
9:3 生きて動いているものはみな、あなたがたの食物となる。緑の草と同じように、そのすべてのものを、今、あなたがたに与える。
9:4 ただし肉は、そのいのちである血のあるままで食べてはならない。
9:5 わたしは、あなたがたのいのちのためには、あなたがたの血の価を要求する。いかなる獣にも、それを要求する。また人にも、兄弟である者にも、人のいのちを要求する。
9:6 人の血を流す者は、
人によって血を流される。
神は人を神のかたちとして
造ったからである。
9:7 あなたがたは生めよ。増えよ。
地に群がり、地に増えよ。」
9:8 神は、ノアと、彼とともにいる息子たちに仰せられた。
9:9 「見よ、わたしは、わたしの契約をあなたがたとの間に立てる。そして、あなたがたの後の子孫との間に。
9:10 また、あなたがたとともにいるすべての生き物との間に。鳥、家畜、それに、あなたがたとともにいるすべての地の獣、箱舟から出て来たすべてのものから、地のすべての生き物に至るまで。
9:11 わたしは、わたしの契約をあなたがたとの間に立てる。すべての肉なるものが、再び、大洪水の大水によって断ち切られることはない。大洪水が再び起こって地を滅ぼすようなことはない。」
9:12 さらに神は仰せられた。「わたしとあなたがたとの間に、また、あなたがたとともにいるすべての生き物との間に、代々にわたり永遠にわたしが与えるその契約のしるしは、これである。
9:13 わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それが、わたしと地との間の契約のしるしである。
9:14 わたしが地の上に雲を起こすとき、虹が雲の中に現れる。
9:15 そのとき、わたしは、わたしとあなたがたとの間、すべての肉なる生き物との間の、わたしの契約を思い起こす。大水は、再び、すべての肉なるものを滅ぼす大洪水となることはない。
9:16 虹が雲の中にあるとき、わたしはそれを見て、神と、すべての生き物、地上のすべての肉なるものとの間の永遠の契約を思い起こそう。」
9:17 神はノアに仰せられた。「これが、わたしと、地上のすべての肉なるものとの間に、わたしが立てた契約のしるしである。」
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
神様はノアとその息子たちに人が創造されたときと同じ祝福と二つの新たな警告を与えられました。一つは、肉体のいのちは血にあるため(レビ17:11)、血のあるまま肉を食べてはならないことです。もう一つは、人のいのちのために、その代償を要求することです。神様は命、特に人の命を尊く思われます。神様が、ご自分の似姿として人を造られたからです。しかし現代において、人の命の尊厳は軽視され、むやみに傷つけられ、奪われます。これは、人が神様を反映する存在として造られたことを理解せずに生じる悲劇です。クリスチャンは全ての人の中に神の似姿があることを認識し、尊く思わなければなりません。
神様は、「再び大洪水が地を滅ぼすようなことはない。」と約束され、その永遠のしるしとして虹を与えられました(13)。これは神様が私たちを愛し、全ての約束を永遠に守られることのしるしです。神様は後に、イエス・キリストの血によって、永遠の契約を立てられました(マコ14:24)。この契約を信じる者は皆、さばきから逃れ、永遠のいのちを得ます(ヨハ3:16)。それでクリスチャンは世の終わり、最後のさばきの日を恐れません。十字架につけられたイエス・キリストを仰ぎ見るたびに、神様の大きな愛を覚えます。
祈り:主よ、私たちのいのちを高く評価し、見捨てることなく私たちに救いの約束を与えてくださり感謝いたします。イエス様を通して神の似姿が与えられていることを互いに認めあい、互いに愛し合うことができるように助けてください。
一言:永遠の契約
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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