□4月7日(月)
このことばを聞け
アモス書3:1-15(1)
聖書本文
3:1 「イスラエルの子らよ、聞け。
【主】があなたがたについて告げた、このことばを。
わたしがエジプトの地から連れ上った、
あなたがたすべての部族についてのことばを。
3:2 わたしは、地のすべての種族の中から、
あなたがただけを選び出した。
それゆえ、あなたがたのすべての咎のゆえに
わたしはあなたがたを罰する。」
3:3 約束もしていないのに、
二人の者が一緒に歩くだろうか。
3:4 獲物もないのに、
獅子が森の中で吼えるだろうか。
何も捕らえていないのに、
若獅子がその洞穴で声をあげるだろうか。
3:5 罠も仕掛けられていないのに、
鳥が地の鳥網にかかるだろうか。
何も捕らえていないのに、
鳥網が地面から跳ね上がるだろうか。
3:6 角笛が町で鳴らされたら、
民は驚かないだろうか。
町にわざわいが起こったら、
【主】がそれをなされたのではないか。
3:7 まことに、【神】である主は、
ご自分の計画を、
そのしもべである預言者たちに示さずには、
何事もなさらない。
3:8 獅子が吼える。
だれが恐れないでいられよう。
【神】である主が語られる。
だれが預言しないでいられよう。
3:9 「アシュドデの宮殿と
エジプトの地の宮殿に告げよ。
『サマリアの山々の上に集まり、
その町の大いなる混乱と、
そのただ中の抑圧を見よ。』
3:10 彼らは正直に事を行うことを知らない。
──【主】のことば──
彼らは自分たちの宮殿に、
暴虐と暴行を宝物のように蓄えている。」
3:11 それゆえ、【神】である主はこう言われる。
「敵が、この地を取り囲み、
あなたの権威を地に落とす。
あなたの宮殿はかすめ奪われる。」
3:12 【主】はこう言われる。「羊飼いが獅子の口から二本の足、あるいは耳たぶだけでも取り戻すように、サマリアに住むイスラエルの子らは、寝台の隅やダマスコの長椅子とともに救い出される。
3:13 聞け。
ヤコブの家に証言せよ。
──【神】である主、万軍の神のことば──
3:14 まことに、イスラエルの背きのゆえに
わたしが彼の上に報いる日に、
わたしはベテルの祭壇を罰する。
その祭壇の角は折られ、地に落ちる。
3:15 わたしは冬の家と夏の家を打つ。
象牙の家は滅び、
大邸宅も消え失せる。
──【主】のことば。」
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
神様は、イスラエルに向かって「聞け」と叫ばれます。彼らが聞かなければならないメッセージは何ですか。神様は地上のすべての部族の中からイスラエルを選び出し、特別な関係を結ばれました。神様から格別の愛を受けた彼らでしたが、もはや、さばきの対象となってしまいました。あらゆる現象には、すべて因果関係があります。二人の者が一緒に歩くのは仲が良いからです。獅子が森の中でほえ、ほら穴から叫ぶのは、何かを捕らえたからです。鳥網が地からはね上がるのは、鳥がわなにかかったからです。もしわざわいがイスラエルの町に起こるなら、それは、単なる偶然ではなく、彼らの罪に対して主が下されたさばきです。
主がアモスを通して警告されたさばきの内容は、何でしょうか。サマリアの地の周りを敵が取り囲みます。敵はイスラエルの権威を地に落とし、宮殿をかすめ奪います。敵の侵略は、まるで獅子が羊を奪って行くようなものです。救いはまるで、羊飼いが獅子の口から、羊の二本の足や耳たぶを取り返すようなものです。その時が来れば、ほんのわずかな人々だけが生き残るようになります。主がイスラエルの全ての罪を罰する日には、ベテルの祭壇も罰せられます。「ベテルの祭壇」とは、自分の思い通りにしか主に仕えようとしない信仰の象徴です。主は、このような信仰に関連する全てのものを、壊されます。
神様は、イスラエルが道をそれる度に、預言者を遣わされました。預言者によってご計画を示されました(7,8)。このように預言者を遣わしてご計画と御心を示した理由は、イスラエルをこよなく愛されたからです。このような神様は、私たちの罪に対しても御言葉を与えて警告されます。私たちを放って置かずに、罪の問題に取り組んでくださいます。ですから、私たちは聞こえの良いことばだけを聞こうとせずに、警告を与える神様の御声も聞かなければなりません。それは私たちに対する神様の愛のしるしだからです。
祈り:主よ、私はえり好みをしながら御言葉を聞きがちです。厳しい御言葉であっても、よく聞くように助けて下さい。
一言:耳の痛い御言葉でも聞こう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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