□5月27日(火)
強国の板ばさみになったユダ
列王記第二23:31-24:7(24:3)
日毎の糧
ヨシヤ王が死んで、彼の子エホアハズが王となりました。彼は父の信仰を受け継がず、主の目に悪を行いました。エジプトの王ファラオ・ネコは、彼を幽閉し、エホアハズの兄弟エルヤキムをユダの王としました。そして、銀百タラントと金一タラントの科料を課しました。ヨシヤがエジプトに逆らい、またユダの民たちがファラオの許可なくエホアハズを王としたからでしょう。
ファラオ・ネコは、エルヤキムの名をエホヤキムと改めさせました。ユダがエジプトの属国となったことを象徴するためでした。エジプトの操り人形となったエホヤキムは、銀と金をファラオに贈りましたが、ファラオの要求する分だけの銀を与えるためには、ユダに税を課さなければなりませんでした。エホアハズは悪を行いましたが、エホヤキムもエジプトの要求に従って民を苦しめる悪を行いました。
その後、エジプトはバビロンとの戦いで負けました。ユダもバビロンに屈服して、みつぎものを納めなければなりませんでした。これは神様の訓練でした。しかしエホヤキムは三年目にエジプトに頼って、バビロンに背きました。バビロンが連合軍を率いてユダを攻撃したのは、野望に満ちた超大国が弱小国を略奪したかのように思えます。しかし、これがユダに臨んだのはそのためではありません。これは主の命によるものでした(3)。
外面的には、ユダはエジプトとバビロンの間で板挟みになって苦しんだように見えます。しかし、それは強国のせいではなく、神様に犯した罪のせいでした。マナセが犯した罪のため主はその罪を赦そうとはされませんでした。指導者は、強国を恐れるのではなく、神様を恐れて正しい道を歩まなければなりません。
祈り:主よ、強い者たちの間で苦しんで恐れてしまうことがありました。しかし、私が恐れるべきは主だけであることを覚えます。
一言:神様を恐れて正しい道を歩もう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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