□6月27日(金)
イエス・キリストの名によって 2
使徒の働き3:1-10(6)
聖書本文
3:1 ペテロとヨハネは、午後三時の祈りの時間に宮に上って行った。
3:2 すると、生まれつき足の不自由な人が運ばれて来た。この人は、宮に入る人たちから施しを求めるために、毎日「美しの門」と呼ばれる宮の門に置いてもらっていた。
3:3 彼は、ペテロとヨハネが宮に入ろうとするのを見て、施しを求めた。
3:4 ペテロは、ヨハネとともにその人を見つめて、「私たちを見なさい」と言った。
3:5 彼は何かもらえると期待して、二人に目を注いだ。
3:6 すると、ペテロは言った。「金銀は私にはない。しかし、私にあるものをあげよう。ナザレのイエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」
3:7 そして彼の右手を取って立たせた。するとたちまち、彼の足とくるぶしが強くなり、
3:8 躍り上がって立ち、歩き出した。そして、歩いたり飛び跳ねたりしながら、神を賛美しつつ二人と一緒に宮に入って行った。
3:9 人々はみな、彼が歩きながら神を賛美しているのを見た。
3:10 そしてそれが、宮の美しの門のところで施しを求めて座っていた人だと分かると、彼の身に起こったことに、ものも言えないほど驚いた。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
ペテロとヨハネが午後三時の祈りの時間に宮に上った時のことです。宮の入り口にある美しの門には生まれつき足の不自由な人が運ばれ、施しを求めていました。彼はいつものようにペテロとヨハネにも求めました。不自由な人に施しをすることは、当時も称賛に値する行為でした。ペテロが彼に話しかけると、この男は金銀でももらえると期待したことでしょう。しかし、ペテロは言います。「金銀は私にはない。しかし、私にあるものをあげよう。ナザレのイエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」ペテロたちには金銀はありませんでした。この人が求めるものは持ち合わせていませんでした。しかし、ペテロたちは、この人が求める以上のものを持っていました。それはイエス・キリストの名による聖霊の働きです。彼はお金を恵んでもらう気持ちだったでしょう。しかし、彼は足を癒してもらいました。お金では解決できない彼の人生の問題をキリストの名は解決してくださったのです。この男は躍り上がり、飛び跳ね、神を賛美しつつペテロたちと宮に入っていきました。
ペテロが与えたかったのは、キリストの名による素晴らしい人生です。それは罪が赦される人生です。また、人生が全く新しくなることです。喜び、飛び跳ね、神を賛美する毎日です。私たちはこの男のように金銀に恵まれ、誰かに支えられていることを願いますか。それともキリストの名によって罪赦され、神に生きる喜びの人生を願いますか。本当に飛び上がる喜びを得たいと思いませんか。キリストの名によって歩む人生こそ、神様の大きな祝福なのです。
祈り:私が金銀など、足りないもの、物質的なことばかりを求めていたことを悔い改めます。金銀よりも素晴らしい、人生を変えるほどの赦しと力があるキリストを求めるように祈ります。
一言:イエス・キリストの名によって歩きなさい
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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