□9月6日(土)
ヤコブの望みと価値観
創世記47:27-48:22(48:5)
日毎の糧
ヤコブはエジプトの地で十七年生きました。ヤコブが百四十七歳になった時、彼はヨセフを呼び寄せて遺言を残しました。それは自分が死んだらエジプトから運び出して、先祖の墓に葬って欲しいというものでした。エジプトの総理となった自分の息子ヨセフの地位や業績を考えて、エジプトの地に巨大なピラミッドを作って葬って欲しいと頼むこともできました。しかし、ヤコブの望みはこの世に対してではなく、神様が約束してくださった地であるカナンの地にありました(創46:4)。ヤコブはこの望みのゆえに、エジプトの文化に同化されず、外国人や旅人としてのアイデンティティを持って、死ぬ直前まで神様に礼拝をささげることができました(ヘブル11:21)。永遠の神の国に対する生ける望みを持つことは、聖なる生活をする原動力となります。
ヤコブはヨセフの二人の子供、エフライムとマナセを自分の子とし、イスラエルの十二部族の先祖として立てました。現実的に考えるなら、ヨセフの二人の子供は、年寄りの難民でしかないヤコブの子供になるよりも、先進国の総理であるヨセフの子供として生きるほうが、エジプト社会では成功しやすいはずです。しかし、ヤコブの価値観は違いました。孫たちが、苦難に遭う事があっても十二部族の中に入り、神様の永遠なる救いのみわざに用いられることが、より大きな祝福であると確信しました。
祈り:主よ、私も神の国に対する生ける望みの中で次の世代の人たちを祝福します。イエス様の贖いと恵みによって、彼らが豊かに増え、神様の救いのみわざに用いられますように、心から祝福します。
一言:神の国の生ける望みから生まれる祝福
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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