□9月27日(土)
主の宮の建築を始めたソロモン
歴代誌第二2:17-3:17(3:1)
聖書本文
2:17 ソロモンは、父ダビデが行った人口調査に続いて、イスラエルの地にいる寄留者全員の人数を調べたが、十五万三千六百人であった。
2:18 彼は、その中から七万人を荷を担ぐ者に、八万人を山で石を切り出す者に、三千六百人を民の労働を指揮する者にした。
3:1 ソロモンは、エルサレムのモリヤの山で【主】の宮の建築を始めた。そこは、主が父ダビデにご自分を現され、ダビデが準備していた場所で、エブス人オルナンの打ち場があったところである。
3:2 ソロモンが建築を始めたのは、その治世の第四年、第二の月の二日であった。
3:3 神の宮を建てるために、ソロモンが据えた礎は次のとおりである。長さは、古い尺度のキュビトによると六十キュビト、幅は二十キュビト。
3:4 前に付く玄関は、長さが神殿の幅と同じ二十キュビト、高さは百二十キュビトとし、その内側を純金でおおった。
3:5 この広間はもみの木の板を張り、良質の金でおおい、さらにその上になつめ椰子の木の彫刻と鎖を置き、
3:6 また、この神殿は宝石で美しく飾った。金はパルワイムの金であった。
3:7 この神殿の梁も、敷居も、壁も、扉も金でおおい、壁にはケルビムを刻んだ。
3:8 またソロモンは至聖所を造った。その長さは神殿の幅と同じ二十キュビト、幅も二十キュビトであり、これを六百タラントの良質の金でおおった。
3:9 杭の金の重さは五十シェケルであった。その部屋の上部も金でおおった。
3:10 ソロモンは至聖所の中に、彫像のケルビムを二つ作り、これに金をかぶせた。
3:11 ケルビムの翼は、長さが二十キュビトであった。片方のケルビムの一方の翼は五キュビトで、神殿の壁に届いていて、もう一方の翼も五キュビトで、もう片方のケルビムの翼に届いていた。
3:12 もう片方のケルビムの一方の翼も五キュビトで、神殿の壁に届いていて、もう一方の翼も五キュビトで、もう片方のケルビムの翼につながっていた。
3:13 これらのケルビムの翼は広げられていて、二十キュビトあった。これらはその足で立ち、その顔は神殿の方に向いていた。
3:14 彼はまた、青糸、紫糸、緋糸、および亜麻糸で垂れ幕を作り、その上にケルビムの模様を縫い付けた。
3:15 彼は、神殿の前に柱を二本作った。高さは三十五キュビトで、その頂にある柱頭は五キュビトであった。
3:16 彼は内殿の鎖を作り、柱の頂に取り付けた。また、ざくろを百個作って、鎖に取り付けた。
3:17 彼は柱を本殿の前に、一つを右側に、一つを左側に立てた。右側の柱の名をヤキンと呼び、左側の柱の名をボアズと呼んだ。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
ソロモン王は、その治世の第四年に、モリヤの山で主の宮の建築を始めました。モリヤの山は、かつてアブラハムがひとり子イサクをささげようとした時、神様がそれを止められた場所です。また父ダビデが人口調査を行うという罪を犯した後に悔い改めた時、主がご自身をダビデに現され、ダビデが準備していた場所でもあります(参照:Ⅱサムエル24:10-19)。ここはイスラエルの歴史の中で、主のご臨在が特に現れた場所でした。そのような特別な場所に、主の宮は建設されたのです。
ソロモン王は、主の宮の重要な部分を純金で覆いました。これは主の変わらない栄光を象徴するとともに、主への忠誠を表わしています。至聖所の中にはゲルビムが置かれましたが、それは聖なる神様の威厳が満ちている事の象徴です。神様は全宇宙を治め、私達の歩みを導いておられます。私達は主の主権を受け入れ、主のご支配の中に留まるべきです。また、宮には百個のザクロが飾られました。これは神様の豊かな恵みを象徴しています。宮の入り口に建てられた二本の柱には、「ヤキン(主は確かに建てられる)」と[ボアズ(主の力によって)]という名が付けられました。これは、主の宮が主の力によって建てられ、保たれるということを意味しています。主が建てられる宮に対しては、ハデスの門もそれに打ち勝つことが出来ません。イエス・キリストを信じる私達は、今や聖なる主の宮となっています。私たちとともに住み、私たちのうちにおられる聖霊様が、私たちを聖なる宮として建て上げ、保ってくださいます。私たちが、日々、みことばと祈りを通して聖霊様に満たされ、主の栄光と恵みに満ちた宮として堅く建てられていきますように、祈ります。
祈り:主よ、罪深い私を赦し救ってくださり、神様に仕える恵みを与えてくださって感謝します。ただ主の恵みを望みながら、心の内なる主の宮が壊されることなく、聖霊に満たされるように助けて下さい。
一言:主の栄光に輝く宮を、心を尽くして建てよう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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