□12月29日(月)
ユダの最後の王たち
歴代誌第二36:1-14(14)
聖書本文
36:1 民衆は、ヨシヤの子エホアハズを選んで、彼の父に代えてエルサレムで王とした。
36:2 エホアハズは二十三歳で王となり、エルサレムで三か月間、王であった。
36:3 エジプトの王はエルサレムで彼を退位させ、この国に銀百タラントと金一タラントの科料を課した。
36:4 それからエジプトの王は、彼の兄弟エルヤキムをユダとエルサレムの王とし、その名をエホヤキムと改めさせた。ネコは、その兄弟エホアハズを捕らえて、エジプトへ連れて行った。
36:5 エホヤキムは二十五歳で王となり、エルサレムで十一年間、王であった。彼は自分の神、【主】の目に悪であることを行った。
36:6 彼のもとに、バビロンの王ネブカドネツァルが攻め上って来て、彼を青銅の足かせにつなぎ、バビロンへ引いて行った。
36:7 ネブカドネツァルは、【主】の宮の器をバビロンに持ち去り、バビロンにある彼の宮殿に置いた。
36:8 エホヤキムについてのその他の事柄、彼が行った忌み嫌うべきこと、彼について露見したことは、『イスラエルとユダの王の書』にまさしく記されている。彼の子エホヤキンが代わって王となった。
36:9 エホヤキンは十八歳で王となり、エルサレムで三か月と十日の間、王であった。彼は【主】の目に悪であることを行った。
36:10 年が改まると、ネブカドネツァル王は使者を遣わして、【主】の宮にあった尊い器とともに彼をバビロンに連れて行った。そして、エホヤキンの親戚ゼデキヤをユダとエルサレムの王とした。
36:11 ゼデキヤは二十一歳で王となり、エルサレムで十一年間、王であった。
36:12 彼はその神、【主】の目に悪であることを行い、【主】のことばを告げた預言者エレミヤの前にへりくだらなかった。
36:13 彼はまた、彼に神にかけて誓わせたネブカドネツァル王に反逆した。彼はうなじを固くし、心を閉ざして、イスラエルの神、【主】に立ち返らなかった。
36:14 そのうえ、祭司長全員と民も、異邦の民の忌み嫌うべきすべての慣わしをまねて、不信に不信を重ね、主がエルサレムで聖別された【主】の宮を汚した。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
36章前半は、ユダの最後の三人の王の統治を記録しています。ヨシヤ王に代えてその息子エホアハズが王になりましたが、三か月でエジプトの王によって退位させられました。エジプトの王は、代わりに彼の兄弟エルヤキムを王とし、名前もエホヤキムと改めさせました。そして、エホアハズをエジプトに引いて行きました。ところが、今度はバビロンの王ネブカドネツァルが攻めてきて、エホヤキムを青銅の足かせにつなぎ、バビロンに引いて行き、主の宮の器を略奪して持ち去りました。エホヤキムの子エホヤキンが代わって王となりましたが、三か月と十日しか続きませんでした。バビロンの王が、彼と主の宮にあった尊い器とを、ともにバビロンに連れて行きました。そして、彼の親戚ゼデキヤを王としました。このように、王たちが次々と捕らえられ、主の宮が略奪されるという大変な事態が続きました。
この時、彼らは、これらの艱難を霊的に解釈すべきでした。ユダの王たちが主に立ち返らなかった結果であることを悟るべきでした(13)。神様は、ゼデキヤ王にも預言者エレミヤを送って、主の御言葉を告げさせていました(12)。しかし、彼は神様の御言葉を告げられてもへりくだることなく、むしろ、うなじを堅くし、心を閉ざして主に立ち返りませんでした。ユダの最後の王たちは、エジプトの側に立つかバビロン側に立つかを悩みながら、外交的に解決しようとしました。彼らにとって、本当に重要なことは、神様の側に立つことでした。神様に立ち返って、神様に頼ることが必要でした。人々は、艱難の前で「どうしたら生き残ることが出来るだろうか」と悩みながら、現実的な解決策をたくさん捜し求めます。しかし、神様に立ち返ることが、まことの解決策です(ルカ15:20)。
祈り:父なる神様、苦しみの時には、主の御前に出ていくことが真の解決策であることを学びます。苦しい時こそ、神様に立ち返る者であるように私を助けてください。
一言:主のあわれみと恵みを信じて主に立ち返ろう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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