聖書別日ごとの糧   >>   エステル記[2014]

2014年 10月 22日 (水)

エステル7:1-10
悪者ハマンの最期

1.ハマンを告発したエステル(1-6)
 エステルは、二回目の宴会に、王とハマンを招きました。王は、王国の半分でも与えたいと思うほどに、エステルを深く愛していました。王の心を十分に確認したエステルは、悪者の悪だくみによって、自分とその民族が殺されるようになったことを、王に知らせました。王は、「そんなことをあえてたくらんでいる者は、いったいだれか。どこにいるのか。」と尋ねました。エステルは答えました。「その迫害する者、その敵は、この悪いハマンです。」エステルは神様に祈っただけではなく、信仰によって行ないました。彼女は、王の好意が受けられるように最善を尽くし、悪知恵の働くハマンが言い逃れができないように、王がいる場で、ハマンを告発しました。エステルは信仰があり、知恵がある女性でした。
2.柱につけられて死んだハマン(7-10)
 王は憤って酒宴の席を立って、宮殿の園に出て行き、悩みました。その時、恐れおののいたハマンはエステルにひれ伏して、いのち請いをしました。このような彼の姿が、王妃に乱暴するように見え、さらに王を憤らせました。結局、彼は、王の命令を受けた衛兵たちによって、自分がモルデカイを殺そうと用意した柱に高くつるされて死にました。世の中を見ると、悪者が成功しているように見えますが、それはほんの束の間です。人が悪ければ、うまくいくように思えますが、結局は滅びてしまいます。しかし、謙遜になれば、しばらく苦労するように思えますが、結局は勝利を得ることができます。

祈り:主よ!私の心の中にある傲慢と悪を取り除き、いつも神様を恐れ敬う心で生きるように、助けてください。

一言:傲慢は滅びに至る


<<(1)    前のページ(6)    7    次のページ(8)    (9)>>

聖書別日ごとの糧