□10月8日(水)
生ける神様に立ち返るように
使徒の働き14:1-18(15)
聖書本文
14:1 イコニオンでも、同じことが起こった。二人がユダヤ人の会堂に入って話をすると、ユダヤ人もギリシア人も大勢の人々が信じた。
14:2 ところが、信じようとしないユダヤ人たちは、異邦人たちを扇動して、兄弟たちに対して悪意を抱かせた。
14:3 それでも、二人は長く滞在し、主によって大胆に語った。主は彼らの手によってしるしと不思議を行わせ、その恵みのことばを証しされた。
14:4 すると、町の人々は二派に分かれ、一方はユダヤ人の側に、もう一方は使徒たちの側についた。
14:5 異邦人とユダヤ人が彼らの指導者たちと一緒になり、二人を辱めて石打ちにしようと企てたとき、
14:6 二人はそれを知って、リカオニアの町であるリステラとデルベ、およびその付近の地方に難を避け、
14:7 そこで福音の宣教を続けた。
14:8 さてリステラで、足の不自由な人が座っていた。彼は生まれつき足が動かず、これまで一度も歩いたことがなかった。
14:9 彼はパウロの話すことに耳を傾けていた。パウロは彼をじっと見つめ、癒やされるにふさわしい信仰があるのを見て、
14:10 大声で「自分の足で、まっすぐに立ちなさい」と言った。すると彼は飛び上がり、歩き出した。
14:11 群衆はパウロが行ったことを見て、声を張り上げ、リカオニア語で「神々が人間の姿をとって、私たちのところにお下りになった」と言った。
14:12 そして、バルナバをゼウスと呼び、パウロがおもに話す人だったことから、パウロをヘルメスと呼んだ。
14:13 すると、町の入り口にあるゼウス神殿の祭司が、雄牛数頭と花輪を門のところに持って来て、群衆と一緒にいけにえを献げようとした。
14:14 これを聞いた使徒たち、バルナバとパウロは、衣を裂いて群衆の中に飛び込んで行き、叫んだ。
14:15 「皆さん、どうしてこんなことをするのですか。私たちもあなたがたと同じ人間です。そして、あなたがたがこのような空しいことから離れて、天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造られた生ける神に立ち返るように、福音を宣べ伝えているのです。
14:16 神は、過ぎ去った時代には、あらゆる国の人々がそれぞれ自分の道を歩むままにしておられました。
14:17 それでも、ご自分を証ししないでおられたのではありません。あなたがたに天からの雨と実りの季節を与え、食物と喜びであなたがたの心を満たすなど、恵みを施しておられたのです。」
14:18 こう言って二人は、群衆が自分たちにいけにえを献げるのを、かろうじてやめさせた。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
イコニオンで、ユダヤ人とギリシア人の大勢が信じる御業が起こりました。するとユダヤ人たちは異邦人たちをそそのかして、彼らに悪意を抱かせ、パウロとバルナバを侮辱し、石で打とうとしました。使徒たちはそれを避けて、リステラとデルベで福音を伝え続けました。
リステラには生まれつき足の不自由な人がいました。癒されるにふさわしい信仰が彼にあるのを見た使徒パウロは、大きな声で言いました。「自分の足で、まっすぐ立ちなさい。」すると、その人は飛び上がり、歩き出したのです。これを見た群衆は非常に驚き、神々の名前にちなんで、バルナバを「ゼウス」と呼び、パウロを「ヘルメス」と呼びました。また、神殿の祭司が雄牛と花輪を携え、群衆と一緒にいけにえを献げようとさえしました。二人の使徒はこのような状況を見て、衣を裂きました。いけにえをささげようとする彼らに、自分たちは神ではなく同じ人間であると強調しました。そして、福音を伝える理由を話しました。使徒たちが福音を伝えるのは、人々が空しいことから離れて、天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造られた生ける神様に立ち返るためです。創造主である神様だけが、唯一の礼拝の対象です。偶像は人が作ったものにすぎず、いのちがありません。私たちを助けることも、救うこともありません。偶像に仕えることはむなしく、愚かなことです。今日、神様の代わりに、むなしい偶像に仕えている人々が多くいます。お金、名誉、権力、出世、人すなわち親や、異性の友達などを偶像として仕えています。パウロは、それらは空しいことだと言います。空しいことから離れて、創造主である神様に立ち返るよう説いています。私たちが福音を伝えるのは、まさにそのためです。
祈り:主よ、私の周りにいる人が、空しい偶像に生きるのではなく、この世界を創造された神様に立ち返るように、私を、福音を告げ知らせる者として用いてください。
一言:神様に立ち返らせるため
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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