□12月25日(木)
あなたがたのために救い主がお生まれになりました
ルカの福音書2:1-14(11) 聖誕特集
聖書本文
2:1 そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストゥスから出た。
2:2 これは、キリニウスがシリアの総督であったときの、最初の住民登録であった。
2:3 人々はみな登録のために、それぞれ自分の町に帰って行った。
2:4 ヨセフも、ダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。
2:5 身重になっていた、いいなずけの妻マリアとともに登録するためであった。
2:6 ところが、彼らがそこにいる間に、マリアは月が満ちて、
2:7 男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。
2:8 さて、その地方で、羊飼いたちが野宿をしながら、羊の群れの夜番をしていた。
2:9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。
2:10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。
2:11 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
2:12 あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」
2:13 すると突然、その御使いと一緒におびただしい数の天の軍勢が現れて、神を賛美した。
2:14 「いと高き所で、栄光が神にあるように。
地の上で、平和が
みこころにかなう人々にあるように。」
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
全世界の皇帝アウグストゥスから住民登録の勅令が出ました。ローマの支配下にあったイスラエルでは、それぞれが自分の町へ移動して登録をしなくてはいけません。この時、マリアは身重になっていましたが、ヨセフとともにユダヤのベツレヘムへと上っていきました。二人にとっては平穏な日々を乱す命令だったかもしれません。しかし、これはメシアがベツレヘムでお生まれになるという預言が成就するためでもありました。
しかし、イエス様は、メシアという王にしては似つかわしくない場所でお生まれになりました。ベツレヘムの宿はどこも満室で、産気づいたマリアは馬小屋でイエス様を産んだのです。そこしか、この場所しか、イエス様の居場所がなかったのです。その後、この素晴らしい知らせを受けたのは、夜番をしていた羊飼いたちでした。彼らは町の権力者でもなければ、社会の階層の末端の人でした。彼らも社会に居場所を持ち合わせていない身分でした。そんな彼らに、イエス様の誕生の一報が知らされたのです。
イエス様の誕生がどんな人にとっても素晴らしいのは、どんな人にも受け入れられる形でイエス様がお生まれになったことです。現代は物質が豊かになり、生活も豊かかもしれません。クリスマスには多くのプレゼントが交わされるでしょう。その中に、あなたの居場所は見つかっていますでしょうか。心は満たされているでしょうか。ともすれば孤独になりがちなあなたに、今日イエス様はお生まれになりました。あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
祈り:イエス様がへりくだり、私の居場所にまで訪れて来てくださったことを感謝します。羊飼いのように喜びを持って、このお誕生の日をお祝いできますようにお祈りいたします。
一言:あなたがたのために
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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