□7月26日(土)
主の怒りが燃え上がり、打った
歴代誌第一13:1-14(10)
聖書本文
13:1 ダビデは千人隊と百人隊の長たち、およびすべての隊長と協議し、
13:2 イスラエルの全会衆に言った。「もしあなたがたが良しとし、私たちの神、【主】から出たことなら、イスラエル全土に残っている私たちの同胞に一斉に使者を送ろう。彼らのうちには、放牧地のある町々の祭司やレビ人もいる。彼らを私たちのもとに集めよう。
13:3 私たちの神の箱を私たちのもとに持ち帰ろう。私たちは、サウルの時代には、これを顧みなかったから。」
13:4 すると全会衆は、そうしようと言った。このことが、すべての民の目には良いことに思えたからである。
13:5 そこで、ダビデは、神の箱をキルヤテ・エアリムから運ぶため、エジプトのシホルからレボ・ハマテに至るまでの全イスラエルを召集した。
13:6 ダビデと全イスラエルは、バアラ、すなわちユダに属するキルヤテ・エアリムに上り、そこから、「ケルビムに座しておられる【主】」という名で呼ばれていた神の箱を運び上げようとした。
13:7 彼らはアビナダブの家から、神の箱を新しい荷車に載せ、ウザとアフヨがその荷車を御した。
13:8 ダビデと全イスラエルは、歌、竪琴、琴、タンバリン、シンバル、ラッパをもって、神の前で力の限り喜び踊った。
13:9 彼らがキドンの打ち場まで来たとき、ウザは手を伸ばして、箱を押さえた。牛がよろめいたからである。
13:10 すると、【主】の怒りがウザに向かって燃え上がり、彼を打った。彼が手を箱の上に伸ばしたからである。彼はその場で、神の前で死んだ。
13:11 ダビデの心は激した。【主】がウザに対して怒りを発せられたからである。その場所は今日までペレツ・ウザと呼ばれている。
13:12 その日、ダビデは神を恐れて言った。「どうして、神の箱を私のところに運び込むことができようか。」
13:13 そこでダビデは、箱を自分のところ、ダビデの町には移さず、ガテ人オベデ・エドムの家に回した。
13:14 神の箱は、オベデ・エドムの一家とともに、彼の家に三か月とどまった。【主】は、オベデ・エドムの家と、彼に属するすべてのものを祝福された。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
ダビデは、サウルの時代におろそかにされていた神の箱をイスラエルに戻そうと、全隊長と共に民に呼びかけました。民はそれを良いことだと思い、受け入れました。そこで、ダビデは全イスラエルを召集して、神の箱の運搬式に取りかかりました。ダビデは純粋に、真心こめて主に仕えたい一心で、新しい荷車で箱を運ぼうとしました。ところが、これは異邦人が偶像を運ぶ方法でした。律法では、神の箱はレビ人の中のケハテ族が肩に担いで運ぶように定められていましたが(民数記4:15)、それを見落としていました。そのため、運搬中に牛が神の箱をひっくり返しそうになった時に、手を伸ばして箱を支えたウザに対して、主の怒りが燃え上がりました。彼は神様に打たれて、その場で死にました。
ウザの死は、正しい動機があっても間違った手段をとってしまったダビデへの警告でした。主に仕えるためには、熱心さだけでなく、御心にかなったことを行う必要があります。この事件をきっかけに、ダビデはより一層神様を恐れるようになりました。神の箱を自分の元には移さず、ガテ人オベデ・エドムの家に回しました。主は、箱を保管した彼の家と、彼に属するすべてのものを祝福されました。
祈り:主を思う熱心さ、主に従う忠実さ、どちらも欠いてはならない大切なものであることを学びます。主の御心と方法を見逃さずに、第一に求めるように助けてください。
一言:御教えに従って
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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