□4月8日(木)


主は生きておられる


詩篇 18:31-50(46)

日毎の糧

 ダビデは一生のうち、数多くの戦いがあり、絶体絶命の危機の瞬間がたくさんありました。四方を敵に囲まれている中、これ以上逃げることも出来ず、気の狂った者を装わなければ生き残れないときもありました。敵の攻撃によって城が焼き尽くされ、妻子らが捕虜となり、絶望感にとらわれた部下たちから石打ちされそうになった時もありました。しかし、絶え間のない苦しみの中でも、ダビデは主だけに拠り頼み、主から力と勇気を頂きました。彼はたくさんの敵たちと戦うとき、恐れや危機一髪の瞬間が引っ切り無しに襲ってきました。そんなとき、主は彼に戦う力を与えてくださいました。彼の足を雌鹿のようにして高い所に立たせてくださいました。彼の手を鍛え、腕が青銅の弓も引けるようにしてくださいました。救いの盾で彼を守ってくださいました。あらゆる敵を絶ち滅ぼし、向かい立つ者をひれ伏させました。主はダビデに、あらゆる戦いでの勝利を与え、諸国の民を彼のもとに従わせてくださいました。彼は国々の間で主をほめたたえました。主の御名をほめ歌います。「主は生きておられる。ほむべきかな わが岩。あがむべきかな わが救いの神。(46)」

 この世はまるで戦場のようです。私たちがこの世で生きていくとき、たくさんの危機や恐れを経験します。先が見えず、すべてが終わったかのような深い絶望に陥るときもあります。しかし、主は生きておられます。主はご自分の子らに救いを増し加え、主に油注がれた者にとこしえに恵みを施されます。この主である神様が私とともにおられると信じるとき、私たちは勇気をもってこの世を生き抜き、勝利することができます。



適用:生きておられる主を信じますか

一言:主は私の岩

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧