□12月16日(火)
主の宮を聖別したヒゼキヤ
歴代誌第二29:1-19(5)
聖書本文
29:1 ヒゼキヤは二十五歳で王となり、エルサレムで二十九年間、王であった。彼の母の名はアビヤといい、ゼカリヤの娘であった。
29:2 彼は、すべて父祖ダビデが行ったとおりに、【主】の目にかなうことを行った。
29:3 彼はその治世の第一年の第一の月に、【主】の宮の戸を開いてこれらを修理した。
29:4 彼は祭司とレビ人を連れて来て、東側の広場に集め、
29:5 彼らに言った。「レビ人よ、聞きなさい。今、あなたがたは自分自身を聖別しなさい。あなたがたの父祖の神、【主】の宮を聖別し、聖所から忌まわしいものを取り除きなさい。
29:6 というのも、私たちの先祖は信頼を裏切り、私たちの神、【主】の目に悪であることを行い、この方を捨て去り、【主】の御住まいから顔を背けて背を向けたからです。
29:7 また、彼らは玄関の戸を閉じ、ともしびを消し、聖所でイスラエルの神に香をたかず、全焼のささげ物を献げることをしなかったのです。
29:8 そこで、【主】の御怒りがユダとエルサレムの上に下り、あなたがたが自分の目で見るとおり、主は彼らをおののきのもと、恐怖のもと、また嘲りの的とされました。
29:9 見なさい。このため私たちの先祖は剣に倒れ、私たちの息子たち、娘たち、妻たちは、捕虜になっています。
29:10 今、私の願いは、イスラエルの神、【主】と契約を結ぶことです。そうすれば、主の燃える怒りが私たちから離れるでしょう。
29:11 子たちよ、今、手をこまねいていてはなりません。【主】はあなたがたを選んでご自分の前に立って仕えさせ、ご自分に奉仕する者、香をたく者とされたからです。」
29:12 そこで、レビ人は立ち上がった。ケハテの子孫からはアマサイの子マハテとアザルヤの子ヨエル、メラリの子孫からはアブディの子キシュとエハレルエルの子アザルヤ、ゲルションの子孫からはジンマの子ヨアフとヨアフの子エデン、
29:13 エリツァファンの子孫からはシムリとエイエル、アサフの子孫からはゼカリヤとマタンヤ、
29:14 ヘマンの子孫からはエヒエルとシムイ、エドトンの子孫からはシェマヤとウジエルであった。
29:15 こうして、彼らは自分の兄弟たちを集め、身を聖別して、【主】のことばによる王の命令のとおりに、【主】の宮をきよめに来た。
29:16 祭司たちは【主】の宮の内側に入って、これをきよめた。彼らが、【主】の神殿にあった汚れたものをみな【主】の宮の庭に出すと、レビ人が受け取って、外のキデロンの谷へ持って行った。
29:17 彼らは第一の月の一日に聖別し始めた。その月の八日に【主】の玄関に入り、八日間にわたって【主】の宮を聖別し、第一の月の十六日に終えた。
29:18 そこで、彼らは中に入り、ヒゼキヤ王のところに行って言った。「私たちは【主】の宮をすべてきよめました。全焼のささげ物の祭壇とそのすべての用具、並べ供えるパンの机とそのすべての備品をきよめました。
29:19 また、アハズ王がその治世に信頼を裏切って取り除いたすべての用具を整えて、聖別しました。ご覧ください。それらは【主】の祭壇の前にあります。」
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
ヒゼキヤが王になってからまず行ったのは、主の宮を聖別することです。彼は、なぜ主の怒りがユダとエルサレムの上に下り、彼らが異邦人のあざけりの的となり、剣に倒れたのかを知っていました。それは政治的な問題でも軍事力の問題でもありませんでした。父祖たちが主の信頼を裏切り、主の目に悪であることを行い、主を捨て去って、主の御住まいから顔を背けて背を向けたからです(6)。聖所に忌まわしい偶像を置き、イスラエルの神に香をたかず、全焼のささげ物を献げることをしなかったからです(7)。それでヒゼキヤは、偶像を取り除こうとしました。父アハズ王が関わっていたことであっても、ためらいませんでした。彼は、祭司とレビ人たちに協力を頼みました。主が彼らを選び、ご自分の前に立たせ、ご自分に仕えさせ、ご自分のために、仕える者とされたことを言いました(11)。そこで、レビ人は立ち上がって、主のことばによる王の命令のとおりに、主の宮をきよめました。長い間放置して汚くなった家を掃除するように、彼らは主の宮にある汚れたものをみな外に持ち出し、キデロン川へ持って行きました。主の宮を全部きよめるのに、二週間かかりました。
ユダの不従順は彼らを破滅に向かわせ、回復は不可能に思えました。しかし、神様は「ご自分のおしえによる回復」という回復の道(詩篇19:7–9)を、すでに備えておられました。――あなたは今、重荷を負い、疲れ果て、混乱していますか。神様に立ち返り、心を開き、主のおしえによってきよめられましょう。そうすれば、たましいが生き返り、喜びに満たされ、賢く生きる者になります。
祈り:父なる神様、根本的な問題は外部にあるのではなく、内部にあることを悟ります。私の中で神様に背を向け、祈りの火を消し、神様と交わりを妨げているものがあれば、教えて下さい。あなたのおしえで私をきよめ、信仰、喜び、感謝で満たしてください。
一言:心を聖別しよう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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