□5月8日(土)


御救いの中にあって、楽しみます


詩篇35:1-28(9)

日毎の糧

 この詩は、自分に害を与えようとする敵から救ってください、と求めるダビデの詩です。ダビデは、私と争う者、私に追い迫る者、私のいのちを求める者、私に対してわざわいを謀る者たちを退けて、私を救ってください、と祈ります。何の過ちもないのに、彼らは理由もなしに、ダビデを殺そうとしています。偽りの証人たちが出て来て、彼が知らないことを問い詰めました。彼らは悪をもって善に報おうとしました。それでもダビデは、このような彼らが病の時、粗布をまとい、断食し、悲しみ、祈ってあげました。まるで兄弟や母親に向けられたもののように、行いました。しかしダビデが苦難に陥ると、彼らは共に集まって、喜び中傷しました。ダビデは神様に、いつまで眺めておられるのですか、と嘆願しました。私を滅ぼそうとする者たちから救ってください、と祈ります。主はこの全てのことをご覧になったので、黙って見ておられずに、主の公義に従って、私を判断し、敵が恥ずかしみを受けるようにしてください、と訴えました。それで主に感謝し、主の義を語り、賛美できるようにしてくださいと祈りました。

 悔しく思う苦難が続き、祈りをしても、神様は眺めているだけでした。しかし、ダデビは神様の救いを疑いませんでした。神様はこのすべてのことを見守っておられ、公義に従って彼を判断し、敵を滅ぼしてくださることを信じました。神様の義と救いを賛美するようになる日を仰ぎ見て、祈りました。私たちも、この世で理由もなく苦難を受ける時があります。正しく生きようとする時、世の中から妬まれ、憎まれます。しかし、神様は見守っておられます。ついに、神様が公義に従って判断してくださる時が来ます。悔しく思う苦難の中にいる時、私たちは落胆せずに、救いと公義を行われる神様を仰ぎ見て、祈らなければなりません。



適用:苦難の中で、不平不満がありますか

一言:主の義を語り、賛美せよ

【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。

聖書別日ごとの糧